尖閣「中国所有でもいい」=鷲尾農水政務官
この記事を引用して、今回の記事を書きます。
民主党の鷲尾英一郎農林水産政務官は9日夜、都内の会合であいさつし、沖縄県・尖閣諸島について「尖閣諸島は日本の領土だ。誰が所有しようと関係ないはずだ。中国政府が所有したっていい。語弊があるが、日本の登記簿に『中国政府』と書いてもらったらいいだけの話だ」と述べた。
この政務官が言いたいことってさ、要するに「領有権と所有権は別物だから、所有権だけは中国が持ったっていいよ」ってことなの?
例えると、マンションのオーナーが日本で、そこに住む住人が中国ということなのか?
俺が思ったことを率直に述べると、
「その主張はおかしい」。
安易すぎる考えだ。マンションやアパート経営レベルのことで考えてはいけない。事は国家間の問題だ。
例え日本側がそういう考えを示したとしても、相手側の中国がそう受け止めるとは限らない。
所有権イコール領有権と解釈するかもしれないし、たとえ政治レベルでそう解釈したとしても、中国国民全てがそう解釈するとは限らない。
そんな安い考えは、領有権の譲渡という解釈を招きかねないのだ。国家の外交というのは単なる人付き合いと似て非なるもの。安易な判断が国家地位を危ういものにしかねないのだ。ここは一部の隙も与えず、日本の領土だと主張すべきなのだ。
こんな考えが出てくる政務官は、外交というものを軽く見てるんじゃないのか?っていう印象を感じてしまう。