『人は生きる過程で無数の選択肢を選びつづける。選択を放棄することは許されない。死ぬまで俺達は選びつづける』
これが俺の持論なんだけど、大なり小なり選びつづけなきゃいけない。『朝食のミルクはどのコップで飲むのか』から『どの相手と結婚するのか、しないのか』や『どの親族にどれだけ遺産を分け与えるのか』などなど。
俺はまた分岐点に来てるのかなぁって思ってる。転職のことね。片道2時間で朝から夜遅くまで、寝不足になりながら働いて、俺に大きなメリットがあるとは思えない。不健康になってハゲて、心に暗い淵を作って放り捨てられるだけ。
ガマンして働くことに美徳を感じてる50代のオッサンたちには分からない理屈かもしんねーけど。
俺らは安い給料押し付けられて、さらに税金やら保険料で引かれて、残った雀のナミダみてーな金で貯金して暮らす。なんでこんな思いしなきゃなんねーのか。給料は同じくらいでいいから、近場で働きやすいところにしたい。親父とも相談して、職探し頑張ってみようかな、って思ったんだ。