【マンガ批評】ワケワカんなかったマンガ(やりすぎもほどほどに) | AQUOSアニキの言いたい放題

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徒然なるままに俺自身のネタや、政治・社会ニュースへの辛口コメント、最近観た映画の感想とかを書き綴ります。

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マンガは好きだ。


キャラクターの台詞や行動に心打たれたり、動きのあるものをイメージさせたりしてくれるモノはイイ。面白いマンガはテーマ自体がご立派なモノでなくても、ゆる~いモノでもダメダメなモノでも良いモノは良い。人間生命を描いた崇高なドラマでも、ご家庭のゆる~い会話だけのコメディでも良いモノは良いのだ。


ただし、それも行き過ぎると読者がついていけないと思うモノもある。読者、というよりも俺個人なんだが。

「やりすぎだろ!」と思ったマンガたちがコレ。


BASTARD!! -暗黒の破壊神-

一位。俺の中でワケワカランヌな設定が多すぎるマンガがこれ。話の流れがすっとんでしまったり、脈絡がなかったり。キャラクターがごちゃごちゃしすぎて「結局主人公の目的は何なんだっけ?」と思ってしまう。


「大暮維人のマンガ。」

もうタイトル全部。カワイー女の子とかセクシーポーズはやたらと多いから読者の人気スゲーんだろうなぁと思うんだけど、素直に展開読もうとするとワケワカラン。スゲー手が込んだ構図出してきたり、作成すごく大変なんだろうなぁと思うんだけど、設定がホントわかんない。アレは分かろうとしても無理なのか?


「絶園のテンペスト」

キャラクターは個性がハッキリしてるし、絵も綺麗だし、心理描写もGOOD。なんだけど、「どうして世界が滅ぶワケー?」というところで「?」になってしまう。「全世界リセット」したがる奴らの動機がいまひとつピンとこない。リセットすることが目的化してるような気がしてならない。シェイクスピアの古典がたくさん引用されてるんだけど、読者の大半はシェイクスピアの古典なんて知らないだろう。引用自体は良いんだけど、演出にこだわりすぎて素人にとって意味不明になるのは避けたほうがいいのでは。


「嘘喰い」

このマンガは割りと好きなのよ。個性が強いキャラクターが多いマンガは良い。アクションシーンも「スゲー!」って思うものも多い。・・・なんだけど、警視庁が出てきたあたりからもうゲームルールとか駆け引きが手が込みすぎてワケワカラナイ状態に。絵で伝えるというおりも字面で伝えようとする比率が高くなった気がする。


「LIARGAME」

「ワンナウツ」からガーッと読んでたし、スゲー好きな類のマンガには間違いないんだけど、駆け引きやルールが手が込みすぎててもうワカラナイ状態に。計算とか読者(俺)が考えなきゃならないシーンがあるってのはどうなんだろう・・・。駆け引きとかは「ワンナウツ」くらいに収めてくれると分かりやすくて読めるんだけど。


あと、大概よくありがちなのがファンタジーマンガの手の込みよう。「なんでここまで設定しなきゃいけないの?」と思うものが多い。よくヨーロッパとか日本の古典とかから設定引っ張ってくるんだけど、大半の読者は素人。その素人を置いてけぼりにするようなものが多い。コミックだったら解説とかウンチクくらいあっても良さそうなモノだけどねぇ。


とはいえ、海外のマンガよりも日本のマンガってレベル高いと思う。強引過ぎるアメリカンヒーローなんかより、ダメダメなヘタレ主人公が挫折したり裏切られたりしながら成長していくモノが好きだ。


やっぱマンガって日本の文化だよね、うん!