ブログネタ:好きな漫画家 参加中好きな漫画家は二人いる。さいとうたかを と 荒木飛呂彦。
ゴルゴは全巻持ってるし、ジョジョもSBRまで全部揃ってる。不可能っぽいところを打開する展開が好きだ。
ゴルゴは人間離れしすぎてるけど、それでも本当に居るんじゃないのかっていうリアリティがあるから好きだ。
ジョジョは危機迫る描写とか、作品特徴の1つである擬音が他の漫画には見られない独特さがあって好き。クネクネっとしたポーズも、慣れれば芸術っぽく見えるから不思議だ。
ゴルゴにしろジョジョにしろ、長期連載をしている以上、キャラクターが不可思議な行動を取ったり、つじつまが合わない行動をとったりするところがある。アラ探しをしているわけではないのだけれど、それでもきっちりまとめるところはまとめているところが凄い。
ゴルゴで一番凄いと思った作品は、『芹沢家殺人事件』だ。天才的、というかゴルゴしか出来ないような超人的な狙撃シーンは数多くある。高層ビルを落下しながらターゲットを撃ったり、競走馬の手綱を撃ったり、ハイヒールのかかとを撃ったりとか、回転する換気扇の羽の隙間を弾丸通過させるとか、どーみても無理だろという狙撃を事もなげにやるシーンは数多い。しかし『芹沢家殺人事件』はそれらの作品とは一線を画して異色だ。なぜなら、主人公であるゴルゴは100ページ超ある作品にも関わらずたった1コマ、しかも顔写真でしか登場しない。主人公が1コマしか登場しないのに、読者に主人公の存在感を感じさせ、作品として成立させているという点は他の漫画では見たことがない。
ジョジョは個人的に第二部が好きだ。第三部こそ最高傑作という人は多数いると思うけど、キャラクターの個性の強烈さという点で第二部のキャラクターはみんな個性が強い。ジョジョを通して承太郎に続いて登場シーンが多いジョセフは連載当初から個性が強烈だった。紳士的ヒーローな祖父ジョナサンとはキャラクターが全然違う。それでいてヒキョーなところがあるのに、親しみを感じてしまう。マシンガンや手榴弾を持ち出して吸血鬼と戦うシーンはジョナサンとの大きな違いを感じさせた。
第五部以後は結構作品方針でぶれたんじゃないかと思うところが散見される。
例えば第五部冒頭で登場した承太郎や康一の登場は特に要らなかったんじゃないのかとか、『相手の攻撃をそのまま返す』っていうジョルノの能力ってどうなったんだっけ?とか、茶々入れるところはある。でも終盤までキチッとまとめたり、ブチャラティをまるで主人公ばりにカッコヨクするところはさすがだ。ところで終盤で登場したポルナレフについて。ジョルノがディオの息子だと知ったら、彼はどんな反応をするだろうか。俺はそこがスゴク気になる。複雑な心境な気がする。
第六部はなんとなく盛り上がりに欠けた感がある。徐倫の女性らしい気丈さとか芯の強さは感じるし、神父の生い立ちとかはドラマを感じる点は良い。だけど、神父が引き継いだディオの目的が、第三部のディオのキャラクターとどうしても噛み合わない気がする。
『勝利して支配する』と公言していたディオが、天国とかいう場所に行こうとしていたという点に違和感を感じないでもないんだよな。それでもキャラクター単位の物語性は十分だとは思うけどね。
SBRは最後の敵が大統領だと思ってたのに、最後の最後にディオ、しかも恐竜でなくザ・ワールドを持ってきたのはサプライズだったしファンとして嬉しかった。序盤でアブドゥルとかシュトロハイム持ってきたところも嬉しい。東方ノリ助もキャラ的に好きだ。
結局ジョニィはディオに最終的には敗北する。主役だから勝たせるという展開には必ずしもならないということ。やっぱり時間関係のスタンドは並の奴では勝てないのかな…と思ったり。
第八部出てるんだっけ。セーラー服の男ってやつ。まだ全然読んでないけど単行本出てるんだろか。