じめじめした天気です。ようやく仕事が終わって帰路です。
雨がシトシトと降って、道路のアスファルトの表面もライトに照らされてます。その光り具合が、まるで爬虫類の鱗の上でも歩いてるように不気味に感じてしまいます。
今日はまぁそんな話を記事にしていこうかなと。
俺はこういう、シトシトと降る雨の夜、っていうシチュエーションは"怖"面白いと思います。
傘が必要かそうでないか、そんな雨量。そんな中途半端さがかえって人をイライラなのか平然なのか、どちらとも言えない宙ぶらりんな気分となって、周囲に対して油断するんだと思います。
そんなときに、背後から気配を感じたり、後をつけてきたり、ヒタヒタを足音だけが聞こえてきたりしたら、不気味じゃありませんか?
ただの俺の経験論ですけど、『ありえないシチュエーションほど怖い』って、あると思うんです。
電車に乗ってたら、いきなり車内照明が停電。真っ暗闇。復旧したら、ほかの乗客がいなくなっていた。もぬけの殻なんです。鞄も、雑誌も、缶コーヒーすらもそのまま。自分以外、人間だけが居ない。
そうして、また停電なんてしたら、今度は自分が…!ってなりませんか?
そういうのって"怖"面白いんです。ありえないほど、不気味に感じるんです。
そういうシチュエーションを作るのに、『雨』って凄く便利な状況材料だと思うんですよ。
土砂降り、小雨、にわか雨。いろんなシチュエーションで、いろんな『雨』を使い分ける。これって結構、面白いと思います。