遅々としてなかなか進みません。キャラクターの設定とかでああだこうだとしながら、書いてます。
書いている間だとアイデアが出てこない。書かずに何かボーっとしてるとアイデアが沸く。こういう伏線とか面白そうだとか、こういうキャラクターを登場させてみようとか、なんだかんだと考えてしまう。
困ったことに、登場人物が増えてしまいそうなのが困る。一度しか登場しないようなキャラクターはなんとなく無駄に見えてしまうので、出来るだけ省きたい。味わいあるキャラクターたちを作りたい。
主要なキャラクターは4人。これは確定。あとちょびっと出るキャラは多くても3~4人程度に抑えたい。ごちゃごちゃするの嫌だし。
ストーリーは大筋、出来ています。自分の思いとか考えをそこかしこに散りばめた話を用意したつもりですが、そこが読み手に伝わるかどうか。肝心なクライマックスのシーン、読む人はどう感じるだろう?などなど、反応が知りたいという好奇心と、誘導できなかったときの不安が入り混じってます。
こういう休日のときでしか、思い切り書けない。書けないなら、書けないなりにアイデアをふんだんに出して、盛り込んでみよう。締め切りなんて無いのだから。
ここから先、少し俺の感性の話になる。俺はこうして自作小説なんて銘打って、拙筆ながら書いているわけだが、俺は「ヒーロー」ではなく「人間」を書きたいと思っている。
例えば、有名なマンガや小説・アニメの作品に出てくるようなキャラクターは、いかにも現実の人間とはかけ離れたような「鋼の精神」を持ち、度胸満点に「名言」を作ったり、凡人とはかけ離れた特殊な能力・技能を使ったりする。もちろんこんなのはフィクションだからその作家が、読者たちに好感を得ようとしたり、共感を得ようとしたり、憎まれたりするようにキャラクターたちを作る。
このこと自体を否定はしない。だけど、あまりにも「人間」からかけ離れたキャラクターたちが溢れかえっているようにも見えてしまう。要は、「立派」すぎるのだ。憧れの対象という意味ではこれくらいが丁度いいのかもしれない。
でも、「人間」を描こうとしたらどうだろう?人間は、カッコイイ場面ばかりではない。泥臭くて、卑怯で、怯えたり、理不尽に怒ったり、理不尽に悲しんだり、理屈では説明できないような行動をとったりする。それらを含めて、他者と通じることで、困難を克服出来れば、それはきっと「人間」を通したストーリーになるのでは?と思ったのだ。
読み手に受け入れられない作品かもしれない。だけど、俺は「人間」を書いてみたい。俺が感じた「人間」とはどういうものなのか、それを感じ取ってもらえれば、俺の作品は十分な役割を果たせると思う。