- 十角館の殺人 (講談社文庫)/綾辻 行人
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最近ハマってる読み物を読んでるうちに、作中で推理作家の名前が出てきたので気になって読んでみることにした。
綾辻行人。1987年デビューの作品だ。
「謎解きはディナーの後で」も大変面白くて、一気に読みきるのはもったいないと考えて、小出しで読み進めることにした。
そしてこの「十角館の殺人」。現在と過去を行き来しながらその関係を探っていくストーリーは実に興味深かった。過去の事件の犯人は誰なのか?現在の事件の犯人は誰なのか?
ちなみに、「現在の事件」の犯人については当たってました。二人目の犠牲者のトリックは、「こんなんわかるかよ!」と降参でしたが、用意周到すぎる殺人計画は、得てして犯人だと分かる「状況」を残してしまいます。
館・孤島。お決まりのパターンですが、孤立した空間で起こる惨劇。実際に巻き込まれるのはゴメンだけど、「傍観者」になるならOKというのは、「読者」としての特権でもあり、卑怯さでもあります(笑)
ところで、自作で構想している読み物ですが、別の構想もアイデアが沸いてきてます。
とある殺人計画を練っていた「俺」。準備万端、自分を裏切った恋人、友人を山荘に招く。皆殺しの予告を出す。外は嵐。電話回線は切断。車のタイヤはナイフで切り裂いた。もはや逃げられない。逃がさない。お前達を復讐してやる!!・・・とここまではお決まりのパターン。
ところが・・・「俺」が連続殺人に巻き込まれてしまう!殺人計画は成功するのか!?というおハナシ。
二人の「犯人」。たまたま休暇をとっていた「刑事」は二人を挙げることが出来るのか!?・・・そんなハナシ。
コメディっぽく仕上げられたらなと思います。
さて、綾辻行人の作品もう1冊読むかな。
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