ビンラディンが殺害。遺体は公表されず、アメリカがパキスタンにあるビンラディンの別荘でパキスタン政府に事前通告なしの独断専行で作戦は決行された。
アメリカの言い分は作戦の重要さと、情報漏洩を防ぐためだったとのことだ。だが、パキスタン政府から言わせれば、ズカズカと他人が自分の家に乗り込んできて、『正義』を振りかざしたということになる。
『パキスタン政府は信用できない。』アメリカは暗にそう言っているようにも捉えられるのだ。
国際テログループのトップが殺害された、平和になった。というだけでは済まないのだ。
『正義』って言うものを大義名分に振りかざして、他人の家で勝手にドンパチやらかしたということだ。
こんなことがまかり通れば、自分の国の『正義』を脅かすことにもつながる。
日本はどうだろうか?ルーピー呼ばわりされた前首相。頼りない現首相。アメリカから見れば例え同盟国であっても、『信用できない』と受け止められているのではないか?
あと、報復も気になる。ビンラディン亡き今、残党は新しいリーダーを作って報復行動を起こすだろう。どこまで繰り返すかわからない報復の連鎖。だからといってテロリストの思うままに放っておけと言うわけじゃない。
なかなか『これが正解だ』と出しにくい話なのは間違いないが、これが世界的に1つの転機になるかもしれない。