1審は3人のうち主犯と共犯1人が死刑、もうひとりは自主したということで無期懲役。被害者遺族は判決に納得出来ず控訴。主犯は判決を受け入れ死刑確定。2審では2人の量刑が焦点となったのだが…。
2人とも無期懲役となった。
判決理由は、
①闇サイトで知り合ったことから計画が綿密とは言えない
②模倣性が高いと言えない
③矯正の可能性がある
④被害者が1人であることから死刑が妥当とは言えない
主な理由はこれらなんだが…納得いかねーなぁ。
裁判官が、遺族や被告の話を聞いて、検察や弁護士の主張を聞いて、話し合った結果で、裁判に立ち会った人間にしか解らない、そういった過程があっての判決なのかもしれない。外野がどう言おうとも、被害者遺族が『利恵ちゃんごめんね』と涙ながらに訴えても、判決は覆らない。
裁判は感情論に走るのではなく事実を見て客観的に判決を出す、そういうものだから。
だけどこれだけは言わせてもらうぞ。さっきの判決理由で判決を出すのはおかしい。判決理由に十分な合理性があるように感じられない。
特に、①②④については、納得しかねる。
①の計画性については、綿密であったかそうでないかはどうでもいい。凶器を用意し、複数犯で襲い掛かった。拉致し、強盗し、殺害した。いきあたりばったりの犯罪かもしれないが、共犯を集め、凶器を用意し、襲い掛かった時点で計画性は十分だろう?
被害者サイドからみて、襲ったか、襲われなかったか。これだけが重要なのであって、加害者がどう打ち合わせたか、どう犯罪を進めたかなどどうでもいい。
衝動的な犯罪と違って、凶器を用意して襲った時点で計画性は十分だと言える。
②それは今回のいきあたりばったりな犯罪の進行についてだけだろう?発端となったのは闇サイトなのだから、闇サイトを通した犯罪は全て模倣犯なんじゃないのか。根絶を真剣に考えるなら、重罰を持って判決に望むべきだ。
④は未だに、古い判例体質に縛られてるなぁと思う。今回の闇サイトに限らず、犯罪の発端となるものは、インターネットの無かった時代に比べて、巧妙かつ複雑化している。2人以上殺したから死刑とか、悪習とも言える判例体質は、いつになったら直るんだろう?
市民感覚を司法に取り入れると言っても、この『判例体質』にまで浸透しなければ十分に取り入れたとは思えないな。
今回の判決は、第三者視点で考えても納得できる材料が無いな。
裁判って『犯罪のデキを評価する場』だったっけ?
今回の判決理由は、どうもそう感じてしまうものだった。