これまでの推理はこちら
※この記事は”うみねこのなく頃に”を直接ネタバレして解答したものではなく、アクオス個人が勝手に考え、勝手に答えを出しただけのものです。なので解答編などとは直接関係ありません。あくまで推理好きの戯言だと思って聞いてやってください。
今回は第一の晩の前夜、夕食のシーンを考えてみましょう。
[状況]
六軒島に到着した右代宮家の親族たち。
バラ庭園でベアトリーチェに会ったという楼座と真里亜。
そして、ベアトリーチェは礼拝堂のカギの入った封筒を真里亜に、楼座には「碑文の謎を解け」という”脅迫状”を渡し、晩餐の後読み上げるよう言いつける。
そして、屋敷に入るベアトリーチェ。霧江は大広間でベアトリーチェと出会う。
霧江には名前を名乗らなかった。
晩餐。霧江は、客人は何者なのかと郷田に問いただす。
郷田は客人はベアトリーチェで、貴賓室で食事をとっていると答える。
客人のことを知らなかった一同。一体何者なのか。
騒然となった客間。子供たちはゲストハウスへ追いやられる。
源次を呼びつけ、ベアトリーチェとは何者なのかと問いただす親族達。
楼座は受け取った手紙を読み上げないまま、このシーンを終える・・・。
さて、現場の推理を後にさせていただくとして、第一の晩の背景となったこのシーンについて推理してみましょう。
まず、前提として、この島には17人以上は存在しないという赤き真実があるため、
”ベアトリーチェ”なる個人は存在しないことになります。
となると、2つの仮説が生まれます。
①誰かが成りすまして、楼座・真里亜、霧江と会った。
②楼座・真里亜、霧江らがウソをついている。
まず②は、信憑性が薄いと言えます。楼座と霧江は、それほど交流が深いものでもないし、夫の妹・兄の妻という認識くらいにしか付き合いが無いようにしか見えません。
なので、どちらかというと①が有力になります。
①であれば、残った14人のうち誰かが成りすましたということになります。
前回の記事で、礼拝堂のカギを渡した人物=”第一の晩の実行犯である”と仮説を立てました。
であれば、14人の中の成りすました人物が実行犯であるということになります。
一体何者なのでしょうか?
さらに推理を進めます。楼座は渡された手紙を読み上げなかった。これは事実。
実行犯はこの事実を知っていたのだろうか?
第一の晩の犯行現場には、手紙が置いてあった。これはEpisode1のものと同じ内容だった。
この手紙は、楼座が渡されたものと同じものなのだろうか?
楼座が受け取った手紙とは何なのか?
この手紙の詳細は不明だが、少なくとも、楼座個人に宛てたものではない。晩餐の席にいた全員に共有して欲しい情報だったはず。
この情報の位置づけで考えるならば、楼座が受け取った手紙と、礼拝堂にあった手紙は同一であると仮説付ける事が出来る。
とすれば、礼拝堂に入ったのは、犠牲者6人に加え、楼座もいたことになる。
いったいどういうことなのか?
楼座が犯人でなく、14人の中にいるという仮説が生まれたのに、
楼座が犯行現場に居たという仮説も生まれている。
この2つの仮説が成立する条件はただ1つ。
楼座は犯行現場に居た。ただし、”ベアトリーチェ”ではない。
そう、犯行当時、礼拝堂には、犠牲者6人プラス1人ではなく、犠牲者6人プラス2人以上だった!
楼座が受け取った手紙と、礼拝堂にあった手紙は同一でない場合を考えます。
もしも、犯人が読み上げていないことを知っていて、同じ内容のものを用意したとすると、晩餐の席に居た人物ということになる。
戦人を始めとする子供達はアリバイが成立している。
犠牲者6人を除き、晩餐の席にいたのは、楼座を除くと南條、源次、郷田のみ。
いずれの人物もベアトリーチェの変装など出来た人物には見えないが・・・。
というわけで、同一であったと考えることにします。
結論。
第一の晩の礼拝堂で、犯行当時、犠牲者6人の他に、2人以上の人物がいた。
その中には楼座が含まれているが、”ベアトリーチェ”ではない。