今朝、炊飯器と湯沸かしポットをゴミ捨て場へ。
6年ほど共にしてきた我が友たちよ、お前たちは十分我に尽くしてくれた。
他の人から見ればただの安物の機械だが、開発者という仕事をしていると、販売されるまでの発案、設計、開発、デバッグ、意見の相違など、色々な過程があっただろう。
ただの安物の家電だが、背景にはこうした開発者たちの情熱と遊び心、客への安全面の配慮、使いやすさの追求などが込められているのだ。
実家に帰るのでもう役目を終えたのだけど、そういう理由だけで割り切れない寂しさってものが感じられる。
炊飯器のボタン、予約システムの作り1つ1つに、無茶苦茶な操作をしてバグを見つけようとしたのもいい思い出だ。
ありがとう、俺に尽くしてくれて。