よく自己啓発だとか、やる気を引き出すとか、自分を変える!とかって色々なフレーズで、
「潜在意識」って言葉が使われる。
ここでは、どっかの記事とか、誰かのセリフを引用したものじゃなくて、
俺個人で潜在意識というものを考えた記事だから、気楽に聞いて欲しい。
間違ってるとか正しいとか、そういうことを問う場じゃないから、
落ち着いて聞いて欲しい。
セミナーとか教材とかそんな話じゃねぇし。
俺個人の見解って位置づけで、ね?
自分の言葉できちんと解釈するってことは、あらゆるものに対して重要なことだって、俺は思うのよ。
よく潜在意識を変えれば自分が変わる、周りが変わる、みたいな魔法みたいな言葉を
言うんだけど、潜在意識っていうのは、変えようと思って変えるものじゃないってこと。
色んな人の話を聞いたり、DVD見たりしてたんだけどさ、
潜在意識って、つまり個人の無意識下の意識のことで、
すなわち、
- 癖
- 生活習慣
- スポーツでいうなら、練習のうちに染み付いた自分独自の動き(フォームとかモーション)
- 過去の思い出
- 昔受けた賞賛、あるいは心の傷、トラウマなど
例えるとこんなところだろうか。
自分自身が持つ信条、体験、あるいは他人からの影響など、そういったものに起因することが多い。
例えば、小さい頃に見たアニメや紙芝居の話に影響されたり、
食事しているときに母親から「もっと早く食べなさい」といわれ、今では早食いになってしまってるとか、
彼氏(あるいは彼女)にフラレた心の傷で、恋愛に対して消極的になったりなど、思い当たる人もいるはずだ。
潜在意識を変えれば自分も変わる。
確かにその通りだ。
だが、俺が言いたいのは、変えようと思って変わるものではないということだ。
教材とか本とか、セミナーとか、話を聞いてると簡単に変えられる、って
お手軽なこと言ってるけど、手ごわくもあり、楽勝でもある、っていうのが俺の解釈。
自分で意識してやってるうちは、それは顕在意識でやってることであって、潜在意識ではない。
つまりニセモノ。これがクセモノだ。
自分がやるぞ!やるぞ!!って思っているうちは、潜在意識を変えることにはならない。
潜在意識を変えるとはすなわち、習慣化すること、
言い換えれば、「気がついたらいつの間にかやっていた」という変化まで落とし込まなければいけない。
「当たり前のことをしているだけです」と言えるくらいのレベルまで落とし込まなければいけないのだ。
未発達の成長期の少年少女ならば、話は簡単になってくる。
吸収の早さを生かして、無意識下に落とし込むのだから、詰め込むものが多ければ多いほど、
子供の発達にも役立つ。
自我に目覚める年齢までに、色々たくさんのことを落とし込めば落とし込むほど、
子供の引き出しは増えるのでは?と俺は考える。
大人の場合ではどうか?
精神的に発達し、信条、ポリシーなどを持つようになった大人は、子供のようにはいかない。
ここで潜在意識に落とし込む手段の1つとして、「インプリンティング」、すなわち「刷り込み」を
挙げたい。
「刷り込み」は、子供のほうがもちろん効果大なのだが、大人でも通用する。
- ”トラウマ”
- ”心の傷”
- ”ギャンブル中毒”
- "アルコール中毒"
- "自分の一生を変えるほど衝撃を受けた一言"
- ”理想の男性からプロポーズを受けたときの思い出”
- ”どんなことにもヘコたれないハングリー精神”
などなど。
ここでは挙げた要因は、幼少期の頃の習慣や思い出であったり、他人から受けた衝撃的なシチュエーションなど、
自分の力ではどうしようもないことばかりを例として挙げた。
意図しない「刷り込み」は往々にして起こりやすい。
これだけでも、人生において他人から受ける影響というのは、
かなり大きいということがお分かりいただけると思う。
では、意図して「刷り込み」を行うには、どうすれば良いか?
「当たり前」レベルに落とし込むまで、習慣化する。
あるいは、別の方法を挙げるなら、
勘違いさせる。
これでもよい。
毎日、朝のニュースで美人のお天気おねえさんに向かって、笑顔で「おはよう」と言い続けるうちに、
職場で美人の女性社員に「おはよう」というのが当たり前になってしまうとか、
「私は超美人!そこらへんの男なんて近づけさせない」と思い込み続け、女子力を高め続けるうちに、
いつの間にかモテるようになったりなど。
極端過ぎる例で申し訳ないが、
勘違い・思い込み、大いに結構だ。
自分が変わる!変わる!といきり立って行動するのではなく、
毎日ひたすら繰り返し続けたり、思い込んだりし続けることで、意図的な「刷り込み」、
すなわち潜在意識の変化は可能だ。
お分かりいただけただろうか?
潜在意識を変えるというのは、手ごわくもあり、簡単でもある。
思い込みが激しい人ならば変えることにさほど労力は感じないだろうし、
自分に不安で消極的な人ならば時間はかかるかもしれない。
しかし、誰にでも出来るはずだ。
だって、幼少のときから誰でも体験していることだから。
継続は力なり。
水滴は岩をも穿つ。
使い古された言葉だが、この記事で言いたいことが、これらの言葉に集約されている。
自分を変えるためにやること、やらなければいけないことについて、
俺なりの見解を述べさせていただきました。
