だんなさんは、まだ帰ってきません。
いつものことやけどさ。


私がだんなさんの帰りを起きて待っていたり、
2階の寝室じゃなくて、1階の和室に布団をひいて寝ながら
だんなさんの帰りを待ってるのを見て

だんなさんは
「お願いやから、先に寝てて」と言う。


でも、私にはそれができない。
どうせ、2階のベッドに横になっても
きっと熟睡なんてできないんだ。





だんなさんは、自分のせいで私を振り回してる気がして
耐えられないのだという。




だけど、だんなさん、
だんなさんの帰りを待つことの幸せってのもあるんやで。








「薬指を拘束される幸福」






ティファニーの広告で
こんなかんじのコピーを見たことがある。




これに近いと思うねん。




帰ってくる人がいる幸せ
その人を待つことができる幸せ





これは妻の特権だもん。