夜、ひとりでいると





小さい頃からずっとそうなんやけど






音に、押し潰されそうになる。









今夜は妙に空気が白んでるなって思うと



どんどん
どんどん

音が大きくなって





文字を書く音や

エアコンの音や

ストーブの上のやかんが出す蒸気の音

キーボードをたたく音

自分の呼吸の音

自分の心臓の音

まわりの空気の音さえ






がしゃがしゃと大きく膨らんで





心臓がどくどくしてくる。







それを誤魔化そうと
音楽をかけてみても


高音だけががしゃがしゃと大きく聞こえて






結局
音楽よりも小さな音の方が
また大きく大きく膨らんで




どんどん息が苦しくなる。







最後は、自分で「あーーー」と声を出して


その音の膨張から逃れようとしたりする。








ひとりの夜は、だからきらい。








・・・・でんぐり返りでもしてみるか・・。