連日、センスのない悪夢。
そして
「どこの家のお年寄りが
大音量でテレビを見てるんだよ?」
と吠えたくなる騒音レベルの
テレビ音がたまに聞こえて
起こされていたが
「もしや、コイツも幻聴なのでは?」
と思ったら止まった。
吠えたいほど
悔しい気持ちが湧き上がる。
身体は私を休ませる気がないらしい。
ーー
夫の洗濯物は
夏ほどではないけど下洗いが必要で
でも誰でも通る道だしなぁと思ってるから
全然苦にはならない。
でも、洗っているときに
私の体力が弱っている事を痛感したし
そのうち洗ってるうちに
倒れるのかなとふと思った。
こうやって手洗いできる日って
そんなに長くないのかな?と。
夫の衣類を手洗いしながら
「私のこれまでの努力って
何だったんだろう?
何のために苦労してきたんだろう?」
という無力感しか感じなかった。
ーー
連日悪夢で起きれば汗びっしょり。
お漏らししたのかと思うほど
汗をかいている日もある
(一応言うと、していません)
それは何年も前に
医師に教えてもらって知ったのだけど
メチャクチャ緊張して寝ているから
そうなるらしい。
私は次女の残した毛布を使って
寝ているのだけど
「なんだか汗くさいかも(涙)...」
と思い洗濯した。
ーー
そんな体力のなさを痛感しつつ
「私の髪の毛を子供達は好きだったな」と
抜け毛は相変わらず多いが
ボロボロにはするまいと思った。
休息も兼ねて座ったまま
毛先が傷んでいる部分を切っていたら
突然、夫が現れて驚いた。
きっとわざわざ立ち寄ったのだろう。
少し話をしたけどアタフタしていた。
今日は顔色も悪くないけどなと思った。
夫が戻ったと思ったら
「ついでに!」という用事を作って
また家に現れて驚いた。
夫は何かを感じているのだろうなと思う。
夫は変わろうとして頑張っていると思う。
以前なら話さなかったような事も
話すようになった。
最初からこうだったら
私たちの結婚生活は違っただろうし
次女も元気に生きていただろうなと
心でつぶやく。
何年も前からそうありたくて
色んな事を勉強したし話したし
次女の存命中は何の効果もなかった。
反省や後悔が行動に出ている夫を
これ以上責める気もないし
私の中で留めている。
私に生きて欲しいと言う焦りは
感じるし最近の夫の私への対応は
感謝しかないが
自然に私のエネルギーが
フェイドアウトしているのを感じる。
細々と動いてまだまだ生きるのか
突然消えるのか私にはわからない。
次女が他界してから
意地悪な人たちの暴言が蘇る日が多く
毒母は先頭を切っている。
私が無力感を感じる時
父から言われた
「頑張り方を間違えたら
意味ないよね〜」
という
クッソ意地悪なイントネーション発言が
頭の中に蘇る。
モラ達が目の前にいなくても
エネルギーは吸い取られていて
すごい魔力だなって思う。
ーー
次女のお仏壇には
時々香りの違うお線香をあげて
「味変ならぬニオイ変だぞっ」とか
しょーもない事をやっている。
見えなくても聞こえなくても
次女がクスッと笑ってくれていたら
それでいい。
そして
「ごめんね、次女。」
毎日そう思っている。