急に冷んやりしてきて

長袖もそろそろ準備せねばと

思っていた。

 

私は新しいものは極力要らないと

思って来たけど

部屋着がボロボロで捨てたんだった

と思い出し

 

明らかに足りないので

仕方なく買う事にした。

 

お安いのを買うのだけど

素材を気にしないとアレルギーで

痒くなってしまう面倒な自分。

 

 

夫も次女が他界してから

物を買わなくなった。

 

「長袖あと何枚くらいある?」と

聞いたら夫の場合

困窮レベルで長袖がなかった。

 

毎日通勤するオジサンの枚数じゃ

なさすぎて急遽夫の服探し。

 

ほぼステイ先に置いてある

夫の服は夫が管理しているので

私は枚数までは把握出来ない。

 

こだわりもあって

好みが限られるのに

複数枚も買えるのかと思ったけど

数店舗回って何とか揃った。

 

オジサン服とオバサン服コーナーと

限られたところしか歩かないから

勝手に傷つく現象は避けられた。

 

 

そんなお出かけをしていたら

また私の自律神経が

やられ始めてしまう。

 

大人の誰かとつつがなく行くと

降って湧いたように突き刺さってくる

誰かからの呪いみたいな

いつもの衝撃がやってきたのだ。

 

何とか普通に振る舞っているのも

キツくなって顔がひきつってくる。

 

夫は最近そういう現象が起きると

少し気遣ってくれるようになった。

 

 

私の頭の中には

一生母が棲んでいるんだろうか?

 

依存心は一切なくて

近寄りたくないくらいなのに

暗示がかかっているように

勝手に身体が反応する。

 

気持ちが悪い。

 

ーー

 

急に空気が乾燥して来たので

顔の一部が荒れすぎていた事に

気が付かなかった。

 

夫は「保湿した方がいいよ」と

言ってくれる。

 

母は「汚いから垢が溜まってる」

と次女が他界してからも言っていた。

 

中学の時、友達から

「顔にカビが生えたみたいになってるよ?」

と心配して言われたのだが

そのセリフはトラウマだ。

 

母は肌荒れの全てに

「洗い方が汚いから垢が溜まっている」

と一点張りで

保湿なんて教えてもらってないし

保湿したら治るなんて知らなかった。

 

逆効果なのに母の言葉を信じて

ガシガシ洗いまくっていたが

やはり「取れない」事に

自分にショックを受けていた。

 

 

そういうのもまた

自分の子供達には経験させたくなく

「ママのスキンケアの日」を

作っていた。

 

子供達は其々に

大人で言うとエステ気分で

ニヤニヤしちゃうくらいだった。

 

次女にしてあげる回数は

もっと沢山あったのに

もうボディがなくなっちゃったから

出来ない事に時々傷つく。

 

仮に言葉を使うと

いつか「霊体」のような姿同士になったら

また何か出来るのかな?って

たまに想像してみる。

 

今の所思いつかない。