「気晴らし」という言葉とは

無縁な生活を送っている。

 

気が晴れるなんて

私自身が抵抗感を感じる。

 

それが家族間の

何とも言えない距離感の一因になっている。

 

夫がそれに気づいたのか

夫は「気晴らし」を考えなくなった。

 

若い長女は「気晴らし」が必要で

長女の人生はまだ長いから

という意味で理解はできるけど

私はついていけない。

 

全部一致していたら

気持ち悪い家族だなとも思うから

私単体で考えるようにしている。

 

私は無理。

 

きっと一生「しんみり」して

生きていくんだと思う。

 

 

今ならステージ4と言われたら

大喜びしそうなガンの疑いが

C判定だった事を

先日の紹介状丸見えで知った。

 

だから定期検診になったのか?

 

正直そうなっても

もう治療はいらないって思う。

 

 

私は夫に

「生き残りたくない」とだけ

伝えてある。

 

もう誰の遺族にもなりたくない。

私が耐えられない。

 

おまけにガメツイ母は健在だし

生き残ったりなんかすれば

また私の人生を掻き乱すだろう。

 

転勤引っ越し前にドタバタしていて

珍しく母が手伝ってくれた事があった。

 

少しは母親らしい事を

してくれるようになったのかと思えば

引っ越し先で荷物を開封したら

ごっそりキッチン用品が盗まれていた。

 

子供達もびっくりだ。

 

性格ばかりか

あんなに手癖の悪い婆さんと

生き残ったら地獄だ。

 

 

夫はやっとその辺

最近になって理解したようで

少し安堵している。

 

 

私が「悪い思い出」だと

思って来たことは

全てトラウマレベルであり

年中フラッシュバックを起こしていて

フラッシュバックだって気づかなかった。

 

最近になって、そう気づいた。


余裕なんて無くなって当然だ。

 

ごめんね。次女。