「次女が今
何をしているんだろう?
見えたら話せたらいいのにね。」
と、そんな話を長女としました。
基本私と長女は
見えないけど次女がいると考えて
話したり動いたりします。
悲嘆と共に
次女には愛のこもった
温かい気持ちを
私と長女は持っています。
後悔、自責もプラスされて
強くそのような表現になるのだろうと
思います。
長女と私の心痛は似ているなと
時々感じます。
ーーー
私は次女が他界してから
余り音楽が聞けなくて
チャレンジするけど
私の心情にしっくりくる曲も無くて。
クラッシック音楽の
葬送系の音楽も
ヒーリング系もダメでした。
そして次女が他界してから
一度もピアノを弾く事は
ありませんでした。
お坊さんが
電子ピアノがある事に驚かれ
「誰が弾くんですか?」と聞いて
「私です」というと
また驚いて帰られました。
終戦の日が近づいて
よくテレビで流れるのは
坂本龍一さんの
Merry Christmas Mr.Laurence。
「戦場のメリークリスマス」の中に
出てくる有名な曲ですけど
映画は少ししか見た事がありません。
曲は何となく聞いた事しか
ありませんでした。
例年なら「またこの曲かぁ」と
テレビに思っていた程度でしたけど
今年は何だか気になってしまって。
「これなら弾けるかもしれない」
と思っていました。
長女とそんな話になって
次女が他界してから初めて
ピアノの電源を入れました。
譜面がないので
よく聴くフレーズの覚えている部分だけ
弾いてみたら長女が興味を持って
ピアノは初心者な長女に
少し教えたら長女も弾いてみたいと。
お仏壇の近くにピアノがあるので
「次女ー!聴いたー?
ママがピアノ弾いたよー!」とか
話しかけていました。
この曲をフルで聴いた事がなかったので
今ヘッドフォンを聞いてリピートして
聴いているのですが
曲調が変わる前までなら
気持ち的にイケるんじゃないかと思いました。
ピアノに才能があると言われて
引き抜かれても
もっと上級の先生に習ってくださいと
言われても
親にシカトされて終わっていますので
ただの趣味になりました。
今は亡き私を好きすぎた愛犬や
子供達は趣味で時々弾く
私のピアノが好きでした。
次女に
心からの愛と哀悼の意を込めて
Merry Christmas Mr.Laurenceを
楽譜を買って弾いてみようかな
と思ったお盆のとある日でした。
ーーー
仏教でも宗派が違う祖父母の
お墓参りに行き
お盆に帰って来ているなら
次女と知り合って欲しいとお願いしました。
私の亡き祖母と次女は
とても気が合いそうだし
私の祖父母なら
とても可愛がってくれそうだからです。