朝9時過ぎ、一昨日の夜以来の水分を少し取りました。
でも、まだお茶を少しだけ。
それから、ナースステーションに一番近い病室から、一般の病室へ移ります。
前回と同じで、他の部屋よりも広く、トイレもついた部屋でした。
(もちろん個室)
部屋でしばらくゆっくりした後、
やっとやっと待ちに待った赤ちゃんとのご対面。
初だっこができました。
帝王切開で一番悲しいのは、
自分の赤ちゃんをすぐに抱っこできないということ。
普通分娩のママは、出産数時間後には自分で歩いて赤ちゃんを好きな時に見に行ける。
パパと並んで新生児室の赤ちゃんを眺めることもできる。
私もダンナも、それが、とってもうらやましかったです。
前回は、点滴をしている間は母乳はあげてはいけない、といわれたのだけど、
今回はなぜか「大丈夫」と言われ、
できるだけ早いうちに初乳を飲ませた方が、
赤ちゃんにも母体にもいいというので、チャレンジしてみました。
傷も子宮も痛いけれど、なんとか座って赤ちゃんを抱っこ。
でも、新生児を抱っこするのも久しぶりだし、おっぱいをあげるのも久しぶり。
赤ちゃんも初めての体験なので、本当にくわえる程度。
でも、それでも良いのだそうです。
昼になり、術後初めての食事。
おもゆと味噌汁の汁のみ。
それでも、食べられる喜び、でした。
午後になり、点滴がはずれ、さっそく立って歩く練習です。
これができれば自分でトイレにいけるようになり、
そうなるとおしっこの管をはずしてもらえるので、
(前回よりも違和感はなかったけれど、やっぱり異物感はあります)
必死にがんばりました。
(夜の甘えはなんだったの?と看護師さんにつっこまれそうです)
「食事もとったし、歯磨きしてみましょうか」
との助産師さんのお言葉。
点滴をぶら下げる棒(名前なんていうのかしら)につかまりながら、
一歩一歩、ソロソロと足をだし、洗面所(部屋の中)まで歩きます。
痛みをこらえながら。
足よりも腕で体をささえながらの歯磨き。
なんとかできました。
「次は、そのままトイレにいってみましょう」
やっぱり痛いけれど、同じようにゆっくり足をだしながらの移動です。
トイレのドアが異様に重いので、開けるのに苦労しましたが、
(開けるときはお腹に力が入るのだと、このとき知りました)
やっとの思いでドアを開け、便座に座ることに成功。
用は足さず、そのまま立ち上がりベッドに戻ります。
ものすごい時間はかかりましたが、成功しました。
ベッドに戻って少しの休憩。
まだまだ自力で起き上がるのは無理で、
ベッドの背もたれを電動で起こして、やっとこ起き上がれる状態でしたが、
1つ1つ自分でできることのうれしさを改めて感じた日でした。
おしっこの管をはずしてもらい、しばしの休憩。
すると、看護師さんの声。
「赤ちゃんが泣いているので、授乳してみませんか」
部屋につれてきてもらうことも出来ましたが、
出来るだけ動いたほうがいい、というので、
(といっても限度はありますが)
歩いて新生児室までいってみました。
(やっぱり点滴で使用していた棒につかまりながら)
ベッドに横になっている状態から立ち上がるまでは激痛ですが、
歩き出すとだいぶ楽になります。
授乳に行くことを伝えたときに、
「本当に大丈夫ですか」と聞かれたのですが、
実際に歩いていくと、助産師さんも看護師さんも
「ホントに来たよ~」という目。
「つい先ほどまで痛いと大騒ぎしていた人間がもう歩いてるよ」と言いたげ。
手術の翌日に、歩いて授乳しに行く人は、あまりいないみたいです。
なつかしい授乳室。
なつかしい石鹸の香り。
せまい部屋にいすがならべてあるだけなんだけれど、
この部屋は、とても幸せな気分にさせてくれます。
だから早く、この部屋で授乳がしたかったのです。
石鹸で手を洗い、授乳の準備。
赤ちゃんのオムツを交換して、体重をメモして、授乳。
げっぷをさせて、また体重をはかり、どれくらい飲んだかを看護師さんに伝える。
オムツの確認をしてベッドに寝かせ、看護師さんにお願いして部屋を出る。
これが、この産院の授乳の仕方です。
母子同室になるまで、この授乳方法は続きます。
赤ちゃんを抱っこできたことと、
立ち上がり歩くことと、
授乳が始まった、というのが、出産の翌日の出来事でした。