2003年9月30日(火曜日) 入院2日目
いよいよ出産の日です。
朝7時頃に検温。
その後、浣腸(何度やっても慣れません)。
手術なのでもちろん食事はなし、水分もとれません。
パジャマから病院服(うすっぺらいガウンみたいなもの)に着替え、
9時半頃から点滴開始。
これから翌日の夕方まで点滴しっぱなしというので、
それだけでかなりのプレッシャーでした…
手術室に移動する少し前に義母がきてくれ、
そのあとすぐにダンナとお姉ちゃんになるしーが到着。
手術の前に会えてよかった、と安心するのもつかの間、
娘が38度の熱だと聞いてびっくり。
風邪なのか、母親の入院・出産に何かを感じ取ったのか。
お世話をしてあげられないのが、心苦しかったです。
そんな娘を病室に残し、手術室へ移動。
なぜか全裸(!)にさせられ、手術台へ乗せられます。
まず、おしっこの管を通し、ひざ下に布(なんだかよくわからない)をつけられ、
帽子をかぶされました。
体にはバスタオルがかけられていましたが、
その後、手術用の布(よくドラマとかで見るようなもの)と交換。
看護士さんたちは、これまたドラマでよく見る光景
~手術前の手洗いや消毒に忙しそうです。
私は、そんな光景を目の当たりにして、かなりのキンチョー。
そのうちに先生も現れ、
いつの間にか横向きにされて、腰椎麻酔(痛いです)。
足の先からだんだんしびれてきて、しばらくしてお腹のほうの感覚までなくなってきました。
上の子のときは、この麻酔があまりきいていなくて、
手術中、何をやっているのかよくわからないけれど、
とにかく痛くて、看護士さんの手に爪のあとが残るほど握り締めていました。
なので、今回は麻酔をしっかり効かせてもらうよう、お願いしておきました。
触られているのはわかるけれど、痛みは感じない。
腰椎麻酔なので、意識ははっきりしている。
胸のあたりで布が張られ、手術の様子はみることはできませんが、
声ははっきり聞こえる。
そんな状態の中で、手術は始まりました。
なんとなくお腹を切っている感覚はありました。
そのうち、グイグイ引っ張られたり、
お腹の中でごちゃごちゃ何かをしているのが伝わってきました。
なんともいえない、このへんな感覚。
上の子の時ほどではないけれど、
やっぱり少し痛かった。
赤ちゃんを出してもらっている間はとても長く感じました。
看護師さんの「血圧25の40です」の声に驚いたりもしました。
(25って…低すぎ。私は死ぬのか、なんて考えたりもしました)
それからしばらく痛みに耐えていると、
「スルッ」と何かが抜けるような、胃のあたりがスッキリした感じがした途端、
「生まれましたよ」の声。
10時45分。
なかなか赤ちゃんの泣き声が聞こえてこなくて、心配しましたが、
やがて、少し低めの産声。
痛い、と思いながらもやはりうれしく、涙が流れてきました。
この瞬間は、感動的です。
でも、それからがきつかった。
子宮の洗浄だと思われる様な、音と痛み。
これが今回の手術の中で一番痛かったです。
「痛い」だの「うー」だのうめいていたら、結構うるさかったらしく、
「もうすぐだからガマンして!!」と先生に怒られてしまいました。
あまりにもうめいていたようで、ここで麻酔追加。
多少の手足のしびれと、少し気分が悪くなって吐き気もあったけれど、
そのうちに眠ってしまいました。
気がつくと、手術は終わり、病室に運ばれている途中でした。
部屋にはダンナとお姉ちゃんになったしー、義母が待っていてくれました。
赤ちゃんがどんな状態なのか気になるけれど、自分では見にいけないので、
ダンナにデジカメで赤ちゃんの写真をとってきてもらいました。
保育器のなかで号泣。
(ここの産院は、元気な赤ちゃんでも丸一日は保育器の中で過ごします)
本当に生まれてきてくれたんだな~、とまたまた感動。
でも、麻酔のせいか、あまり目を開けていられませんでした。
そのうち、「おかあさん、バイバーイ」の声。
お熱のあるしーは、ダンナと一緒に帰宅。
義母も赤ちゃんを見られたので満足したようで、一緒に帰宅。
私は、睡魔におそわれ、半分寝ながら3人を見送りました。
そして、ここから本当の辛い時間が始まるのです。
しー達が帰った後は、疲れと麻酔で寝ていましたが、
午後1時頃から麻酔が切れてきたようで、痛みとの戦いです。
それでもいつのまにか寝ているのだけれど、
看護師さんが点滴交換やキズの様子を見に来てくれるたびに、目が覚めます。
しーの出産のときはずっと同じ体勢でいなくてはいけないからか、
腰が痛くてたまらなかったけれど、
今回は子宮収縮の痛みがすごかったです。
(キューンと子宮が急激に縮もうとする痛みは、表現するのがむずかしい)
おまけに、キズの上におもりを乗せていて、その痛みもきつかった。
(やり場のない痛み、という表現しか思いつかない)
目を開けていられないほど眠いのだけれど、痛みのせいでしばらくすると目覚めてしまう。
ひたすらそれの繰り返し。
夜中もその痛みは続き、午後11時頃、耐え切れなくなって看護師さんに甘えました。
「一瞬でいいので、おもりをはずしてください」
「キズがふさがるためのものなので、それはできません」
「じゃあ、少しでいいのでお腹をさすってください」
看護師さんは天使です。
「えっ?」って顔をしながらも、さすってくれました。
4時間しか効かないと知っている痛み止めも打ってもらいました。
4時間でもいいから、痛みから解放されて眠りたかったのです。
痛み止めが効いたらしく、それから4時間弱は眠れました。
それからも、寝て、腰と傷と子宮の痛みで起きて、の繰り返し。
ようやく朝になったときは、
外が明るいというだけで、気持ち的に楽になりました。