突然ですが、書きかけで忘れていた記事をアップ。 ここ、数日また忙しく、野菜記事がかけませぬ。。。
Fifty Shades of Grayを読んだ。
こちら、我が在住国の女性支持するベストセラー官能小説。
そもそも官能小説にも(それがいかにロマンチックであろうが)、S&Mにも興味もないのに何故わざわざ英語で三部作も読んでしまったかと言うと、友達の何人かが“映画が出た暁には皆で観に行こう~”と計画をしていたから。。。 特に女同士でワイワイきゃいきゃい映画を見に行く趣味もないのだけど (しかも彼女らは、初日の真夜中、しかも平日にに始まる物を予約して行くパワーの持ち主だ)、一応、“女子”ぶってみたかったんである。
かくて、小説を読み始めたものの、出てくる道具やS&Mの言葉(?)の数々が分からず、初めて購入したスマートフォンの、BookmarkにはWeb辞書が登録され、履歴は誰かに見られたら完全引かれるだろう言葉の数々が陳列し、私の脳みそには、ほんっとにどうでもいい知識ばかりが植え込まれることとなった。。。
一冊目の最後には、もう辞書を引く気力もなく、S&Mや情事描写にも飽きて、その部分は、“お前らの猿回しには、もううんざりじゃー!”と、ほぼかっ飛ばしてしまったのだけども。
しかし、お若い二人のお盛ん度と言ったらすごい。 毎日何度も、よー体力続く。 しかも公共の場でもお二人のやりたいオーラは全開。 まわりの人間(特にセキュリティーチーム)は、さぞかし目のやり場にも困った事だろう、憐憫の情を抱いてしまうところであるが、考えてみると、我が在住国国民と言うのは、あまり、そーいう事に関する恥じらい心と言うものがなく、そーいや、かつてのルームメート達も、人目も壁の薄さも気にせずに楽しんでいらっしゃったな、と、思い出す。
ちなみに、この主人公の女性、Ana、お相手のGrayの半端じゃない行動や物の言い草を、“My control freak” “Megalomaniac”だのと呆れ半分にも容認して(喜んで)いるのだけれど、そのグレーさんのやり方ときたら、“これってどー考えても犯罪者なみのストーカーじゃね?”なので、ある。 母親に会いに行っている彼女を追いかけて大陸横断して会いにいってしまったりする、えぇ、もちろん自家用ジェット。 ほんの数日すらも離れておくことも出来ない理由の一つにアナが他の男に言いよられているんじゃないかと言う余計な心配まで含まれている。。。
おまけに、アナがよーやく職についた時にも、色々な言い訳をくっつけ会社をのっとったり、彼女の安全のためにと周りの人間のねちっこいまでのバックグラウンドチェック。 どう考えても、ストーカー職権乱用だろう? ボスの一人が危険人物だからと口出し、そのくせ理由も述べず、アナだって納得はしやしない。 言いつけを守らず、ぐれーさんの怒りを毎度買うのだ。。。
正直読みながら何度か、“こんな事された日にゃ、三行半叩きつけておさらばだろう”と真剣鳥肌がたった。 が、アナちゃんの目が覚めることは、ない。 もう、彼の横暴さ男らしさにメロメロ。
ついでに、このアナちゃん、何気に“容姿端麗、何でもそつなくこなしちゃう、かなりのスーパーウーマン”のくせに、ある一点に限り、致命的にマヌケなんである。 そして、そのため、かなり最初からストーリーに何の落ちがくるかが分かるようになっている。
それにしてもアナちゃんと相思相愛(しかも同じ趣味にしっかり道連れ)だったからよいものの、これ、アナちゃん、グレーさんに見向きしなかった時にはどうなっていたかと思うと、これが想像すると心底怖い。 大方グレーさんは金と権力に物を言わせてアナちゃんの相手をとことん社会的に抹消すんじゃないだろうか。。。
いやはや、世を魅了する極上セクシーヅラと金がなかったら、ほんっと単なるいかれポンチ。 そして、ちなみに小説内には、グレーさんが、お金持ちの上級家庭に引き取られなかったら、こうなっていたかもと言う人間像が、描かれており、それが例の危険人物のボス。 しかも、同意を得ているかどうかが違いで、性癖は一緒。
そうかぁ、グレーさんは、自分の成功は運ではなく努力だと怒り心頭場面があったけれど、実は最強の幸運の持ち主という事じゃないか。
色んな意味で、突っ込みたい箇所も盛りだくさんだった、この小説三部作、全て読みきったのはよいけれど、映画のキャスト発表を見て、観る気をすっかりなくした。
だって、世を魅了する極上セクシーであるはずのグレー演ずる俳優さん、じぇんじぇんいけてないんだもん。
そういえば、Da Vinci Codeの、ダンディー中年であるはずのロバート・ラングドンが、よりによってフォーレスト・ガンプにしか見えないトムちんだった時も、私は心底がっかりしたのであった。。。
