さむーい寒い、雪の降るとある日、犬と共に裏庭に出ましたら、そこには鹿ファミリーが地面に残ったドングリやら近所の家の花壇にある枯れ果てた野菜の葉っぱなどを物色中の姿。
し、鹿さま? 時差ぼけでございますか? 今は人間の活動時間中でございますよ。
彼らが主に裏庭に現れるのは、夕方から夜に掛けてと、朝早く。 人間の活動中には、この散歩道に現れるのは極めて稀。 特に、夏時間が終わり一時間ずれてからは、朝の犬の散歩中にも出会う機会は殆どなかったのに。
鹿さま? そんなにお腹が空いてらっしゃるのでしょうか?
今回の鹿ファミリーは、父親と見られる大きな角を持ったお頭を筆頭に、母親と、多分今年の春先に産まれたのであろう子の三頭。 父親は余裕綽々こちらを伺っているものの、母親は、また例の、たすんったんっ足踏み 警告開始。
だーかーらー、今は、人間の活動時間中なんですってば! 犬は比較的静かにしていますし、これ以上は近づきませんから、少しくらい見てたっていいじゃないですか。
あ、でも、ついでなんで、何枚か写真撮らせて下さい。
余裕があれば、ビデオ撮影なんてもいかがでしょう? いや、皆に見せて自慢したいもんですから、すんません。
携帯でパシャパシャ何枚か写真を撮り、ビデオ撮影したところで、彼等も、もう充分! ほっといて!と言う態度をありありと示してきたもんで、ここいらで回れ右。
撮った写真はFBで、まず自慢ご披露。
皆様、“撃て!その牡鹿の頭は、お前の家の素晴らしいトロフィー(壁から突き出した頭の装飾品)になるぞ!”
なんつーコメント。。。 おい!どいつもこいつも家の鹿さまを何だと思ってんだよ、鹿肉ソーセージかサーロインならともかく、トロフィー(頭)を飾る趣味なぞ、私にはない。
その後、旦那の姉様の家へ赴き(旦那もいないのにお邪魔しディナーを漁った挙句にお土産までもらって帰ってくる嫁)、集まった親戚へも自慢する。
“この牡鹿の立派な角見ろよ! 禁猟区でなかったら、速攻ばーんっ(銃を撃つ真似)だな。 惜しい所だ!”
だーかーらー。。。 なんで、そうなんの? もうちょっと平和にさ。 ほら、せっかく親子で出て来てるのに、この子から父親を奪って父無し子にでもするつもりなの?
まぁ、我が町は増えすぎた鹿が問題になっていると言うのもあるので、必ずしも猟反対!と、言う訳ではありません。 ありませんが、あくまで、彼らを丸ごときちんと“食べる事”、“無駄にしない事”が、私の中では前提です。 だって、頭(トロフィー)欲しさに撃ち殺して、お肉はいらなーい、誰か欲しい人に売ればいいじゃーんなんて、無駄じゃないですか、鹿さまに失礼じゃないですか。 それに、増えすぎた原因を作ったのは、多分、彼等を食する肉食動物を、人間がここら辺から絶滅させたか追いやってしまったからなんですから。。。
何と言うか、生臭い狩猟民族の血を濃く感じた一日。 あの鹿さま達が、あやまって狩猟地区に踏み込まない事を、祈っております。