ここ最近、隣のお嬢の席が非常にやかましい
。 ニコちゃん去った後、晴れて新しい社員
が2人(ノッポさんことハー坊と、レディーことネーさん:仮名)増えたのだけれど、ネーさんが、この先お嬢の仕事を引き継ぐと言う事で、その作業中なのだ。 当初お嬢は、自分の仕事を他に引き継ぎ、私の業務の一部(全てを任せるのは危険極まりないので一部なのだ)を受け取り、その他の仕事は“アドミ”扱いになる事を頑なに拒否した。 彼女は私の業務を単なる“単純作業”と見なしており、簡単に誰でも出来る業務内容と平気で言ってのけるんである。 なので、彼女からしてみたら、真面目にやっていた(はずの)仕事からはずされ格下げになったと(彼女が知らないだけで、実際には降格処分なのだけど)、この意向が気に入らない
そして、“単純作業”ではるものの、それなりに手間の掛かる部分が彼女の担当となるので、その面倒さを身をもって知っているのもあり引き受けたくない態度
が全身に現れている。 その腹いせもかねてか、ネーさんのトレーニングに長々と時間を費やし、一から十まで細かく口出しながらやっているため、ネーさんは自分で脳みそを使って通しでやってみると言うところにまですら追いついておらず、結果、お嬢は未だに私の仕事を全く引き継いでもいなければ、手をつけようともしない。
それだけではなく、この2人、本当に引き継ぎ作業と日々の業務で忙しいのかと言えば、決してそうでもない。 まず、ネーさんは仕事の初日に交通渋滞を理由に遅刻し、その足で
、お代官のオフィスへ出向き、交通渋滞がひどいので勤務時間を7-4時にして欲しいと交渉したんである
。 それを見たお嬢も、すかさず同じ要求をし、そして2人の出社時間は7時となった。 日本人の感覚から言えば、渋滞や事故![]()
などにかかる時間を見込んで早く出るべき、出来ないのであれば、そんな長距離の職場を選ぶなと思うけれど、そう言った常識は、我が在住国では通用せず、言ったモン勝ち
みたいなところが多々あり、自己主張のヘタクソな日本人である私は、なんだかなぁと浮かない気分になってしまう
。 そして、お互いにとっても周りにとっても悪影響
になりかねない2人の結束は強くなり、毎朝、7時半頃に出社すると、2人でお嬢のデスク(私の隣)に椅子を並べ、きゃいきゃいとカタログやインターネットを見ながら欲しいアクセサリ
ーや化粧品
のお喋りに花を咲かせていたり
、2人のうちの1人がコーヒー
などを買いに出たりしてしまっている。 7時に入ったって、結局仕事を始めるのは、他のメンバーが揃ってからと言う笑えない状況の上、一緒にトイレ
に行きたがる女子中学生の如くお嬢のタバコに付き合う形で揃って休憩に出て行き、そこでも延々
とお喋りを繰り広げオフィスに戻ってこない。 ネーさんは人当たりの良い柔らかいオーラを持った女性で、年齢もお嬢よりかなり上になるため、皆、間違っても彼女の悪影響は受けないだろうと踏んでいたのだけれど、考えは相当に甘かったようだ
。
お嬢にしてみたらネーさんは優しく、お嬢の自称辛い人生の話を親身になって聞いてくれ、ネーさんにしたらお嬢は自分の家族自慢を大げさなリアクションと共に褒めてくれ、お互いに都合がいいのだろう。 私も井戸端会議はするが、あくまでお茶を入れにいったついでや何かで、お給料をもらっている以上10分も20分も休憩していいとは思わないし、そんな暇もない。
面白いのが、皆がやかましい
と思ってはいても(小さなオフィスなので被害は平等にわたる 、誰も何も言い出せない臆病者ジェントルマン揃いなのだ。 以前は、あまりに長い休憩や遅刻が普通になってくると、お代官がわざわざ会社のルールブックから休憩時間のルールだの、勤務時間の規則だのを引用しメール配信したりしていたのだけれど、その度、一部現地社員は馬鹿にされているようだと怒り
抗議したりしたもので、恐れをなしたお代官もすかっかり現地社員には甘いとレッテルを貼られるようになった。 そんな、子供に言い聞かせるようなルール
すら守れないからメールが配信されるのだとは考えもしないらしい。 おかげで、私は耳栓
を持ってくるかで真剣悩み、上司は新しいオフィスに引越しする際の、彼女達の席配分に悩み
、個室を持っているラッキー組達はうるさくなるとドアを閉めきって
仕事をしている。 私の願いとは裏腹にオフィスの雰囲気は、彼女達のデスク周り以外、ますますピリピリとし静寂さを増していくのである。。。。