デイケアから呼び出しの電話をもらう事もなく、犬を迎えに行き、よい評価をもらい、それはとても喜ばしい
事ではあるのだけれど、不思議
な事でもあった。 何せ、犬は、元服のお年頃。 普通に行けば、そろそろ“処置”を行なう頃なのだ。 犬は、我が家にやってくるまでの放浪中に極度の栄養失調で死に掛けているため、今、ようやく身体が出来てきて体重が究極に増え始めたため、しばらく成長ホルモンを止めないためにも、“処置”は、せめて後数ヶ月、11月から12月まで待った方がいいと言われている。
いつもは、他の犬と出会うたび遊びたがり興奮状態
になり、Bとは“イイコト”までしちゃった犬は、何故デイケアでは、そんな素振りを見せなかったのか。
考えてみると、いつも散歩で他の犬と遊んで欲しく興奮し追いかけ飛び掛りがちな時でも、犬は常に低姿勢なのだ。 (低姿勢な犬が何故飛び掛るのかとは、聞いてくれるな。 こちとて必死に矯正中なのだ。。。) 相手がどんなに小さな犬でも、“しつこい! 寄るな!”と言う意味を込めて唸ってみせる時、犬は地面に転がってお腹を見せ、“ごめんなさい私は新参者です”のポーズをとる。
デイケアでも、自分が新参者で下っ端だと言う自覚がきちんとあるため、ここで、遊んで欲しさに一匹に飛び掛ったりしたら周りのお兄様、お姉様方に殺られる
と言う本能が働いたのじゃないかと、私は思う。
そして、野生の犬や狼のPack(群れ)では、子をもてるのはトップのオスとメスのみだと言う事。 トップに立つメスは下っ端のオスになど見向きはしないし、下っ端のオスも機会があればとは思いつつボスに歯向かうような馬鹿な真似をすればPackから追い出され待つのは孤独死のみ。
多分デイケアでも、先人達の間で、ある程度同じようなHierarchyが成り立っており(殆どの犬は既に“処置済み”だとしても)、下っ端の、うちの犬は、要するに他のお姉さま達から相手にされなかったのだろうと踏んでいる。
Bの場合は一対一であったのと、うちの犬は結構“男前”のツラ(親ばかと言われそうだけれど、車を止めてまで撫でにきちゃう、おばあちゃままでいるくらいなのですよ!はい!)なので、Bも、それなりに悪い気がしなかったのじゃないか。 旦那は誇らしげに、あの立派に育つオトコの“印”のおかげだと宣言していた。。。
まぁ、さておき、Bとの逢瀬では、“処置”の事で同意した旦那は、デイケアで大人しくしていたと言う話を聞き、やっぱり“処置”は必要ない。 このまま、立派にオトコの“印”を育ててやろうではないか!と、嬉しそうに犬を抱きしめていた。 こうして、また話は振り出しに戻り、私は、犬の股間に目をやる度に、思春期の男子を持つ母の心境にならずにはいられない。。。。
もちろん、来年には有無も言わさず獣医に連れていきます。