退院後の初外来日
今日は病理検査の結果を聞きに
姉夫婦と有明病院へ。
これからの予定が今日で決まると思うと
ドキドキして眠れなかった…
手術前にやった検査では
腫瘍マーカーも数字的に少し上がっていて
PETCTでは左側リンパ節が光っていて
転移の可能性があると言われていた。
先生に「これも癌なの?何故子宮の癌より数字が高いの?」と質問もしていた。
先生は「摘出して病理検査しないと確定ではないけど経験上恐らく転移癌だと思われます。
検査でこういう結果だとしても断定はできない。
しかし円錐術で子宮は残せなくなってしまった。申し訳ない。」
そこで私は子宮、卵巣、リンパ節の全摘出手術をする事になった。
入院してから実感湧かないまま手術をし
覚悟はしてきたつもりだった。
入院中も手術する人や抗がん剤治療で入院する人達と沢山話して勇気もらっていた。
だけどやっぱり怖かった。
先生は追加治療はすると思うって言ってたし
味覚が酸っぱいと冷たいしかよく分からないと言ってた方もいたしカツラつけて冬なのに汗かいちゃうわと話してた方もやはり辛そうだった。
でも皆さん強くて笑って楽しんで前向きだった。
それが救われた部分でもあるけどこの年齢でなかなか受け入れられないっていうのもまだあったり…。
診察の予約時間が迫る
姉は大丈夫だよと励ましてくれてる
旦那さんはいつも通りwwww
そして診察室へ呼ばれる
私「先生ひっさしぶりーぃー!!」
と元気に明るく入ってみる
先生「なんや!元気そうやのー!」
当たり前じゃんか暗い顔してたら気分まで暗くなるわ!!と心の中で言ってたw
「今日やった血液検査の結果は問題ないよ!
では本題にさっそく入るけど、卵巣に転移なし!
41個摘出したリンパ節にも転移なし!」
えっ?!
えっ?!?!
先生もっかい言って!!!!
「だから~転移は無いので追加治療なし!」
マジで?!
うそついてない?!
ちゃんと調べた?!
その病理の先生大丈夫?!?!
もう自分では覚えてないくらい質問攻め。
「大丈夫やって~!良かったな~!」
うぁぁぁああああん(இдஇ; )
あのPETCTは何だったのよー!!!!
取り損やないのー!!!!!
と先生を責めまくってしまいました。
手術前に先生が言ってた
開けてみないと分からない、摘出して検査してみないと分からないはこういうケースもあるという事だったんだ。。
ただ子宮にあった癌細胞はやはり点々としていて
腺癌ならではのピョンピョン飛ぶっていう性質は正しかった。私は摘出したモノを画像でしか見ていないけど点々としていた。
もう少し手術が遅くなってたら転移してたかもしれないと思うと恐ろしかった。
結果、手術して良かった。
もう私の身体の中には癌細胞が無いと分かったから良かったと思えるのかもしれないけど…
内診も終え1ヶ月に1回の診察をする事を聞き
先生にお礼を言って診察室を出た。
姉夫婦も凄く凄く喜んでいた。
だけどすぐ私は同じ病室に入院していた仲良しの子の事を考えていた…
もうなんという感情か言葉にできない
素直に喜べない自分がいた。
でも私の結果も伝えなくてはいけない。
心が張り裂けそうな…そんな状態だった。
病院を出て帰り道の車中で
検査結果の報告をLINEで伝えた。
凄く喜んでくれたけど複雑だった。
私にできる事は無いかもしれないけど
同じ患者として励ましていく事しかできない…
ただ何でもいいから力になれればと心から思った。あとは毎日祈ろう少しでも副作用が楽でありますように。あの子から癌が無くなりますようにと。
帰り道の車中姉夫婦が
実はね、手術が終わって先生から今日開けて見た感じだと抗がん剤と放射線と両方の治療法をしなきゃかな?という感じでした。
ただキレイに摘出しましたし左側の転移の可能性がある方は広範囲でリンパ摘出していますので今後は浮腫が心配になりますね。
と説明があったのよ。と話してくれた
何で言ってくれないのよー!!!
だってまだ可能性で確定じゃないし不安要素言ってもあんたの性格上良くないと思って皆で黙っていようって約束してたのよ
でもこれで隠し事もなくスッキリだわ!
お姉ちゃん達もモヤモヤしていたんだな…
私だけじゃなかったんだな…
元気そうにカツラのカタログ見て
これ良さそうだね!とか明るく振舞ってたけど
もう無理しなくていいんだなと力が抜けてしまった。
会社の人や友達や前の職場の方や色んな人に
とりあえず報告をしひと段落。
仕事復帰は一週間後にしました。