「そんなの関係ねぇ!」と「脳内メーカー」に見るテレビのチカラ
毎年この時期になると
1年を振り返るコンテンツがメディアに目白押し。
2007年の流行語とか、流行したものランキングを見てて感じるのは
マスメディア(特にテレビ)ってやっぱスゴイなぁってことです。
何を今更って思われる方もいるでしょうが…
個人的には小島よしおは好きですが
マスメディアのチカラによって「そんなの関係ねぇ!」的に
一発屋になったタレントや流行語は毎年必ず存在します。
一方、脳内メーカーは”ウェブ上でバイラルで流行したもの”という例で
引き合いに出されることが多いですが
これは半分正しく、半分間違っていると思います。
脳内メーカーがあれほど流行したのは
テレビのチカラによるものです。
半分正しいというのは
テレビが拾うほどブログ等で流行していたという意味です。
また、テレビで取り上げられたのは
コンテンツとして成立しやすい(○○さんの脳内イメージが絵になりやすい)こともポイントです。
で、何が言いたいのかといいますと
ブログ上ではジェネレーター系のコンテンツが流行しましたが
脳内メーカーを除く、それらのほとんどは
人口の大部分を占める一般の消費者(ウェブブラウザに長時間向いていない人)は知らないということです。
なので、とにかく最大瞬間風速を記録したい場合は
いかにテレビに取り上げられやすくするかを考えるべきかもしれません。
そう考えると
テレビで取り上げられなくてもユーザーを集めたニコニコ動画は
一時的な流行にとどまるものではなく
今後も利用されるサービスの一つなんだろうと思います。
mixi然り、人間のコミュニケーション欲の上に成り立つものです。
逆に、(これは僕の感覚値ですが)
急にマスメディアでの露出が高くなったものは一発屋になりやすい気がしてます。
最大瞬間風速的に視聴率をとりたいテレビは、いつの間にか
(多くのテレビ番組で取り上げられる)=(一時的な流行)
という認識を、無意識的に消費者に与えてしまっているのかも。
久しぶりに長いエントリーになってしまいました。
一度きりではなく、気づけばリピートしてしまっているようなもの。
いずれは、そんなものを創りたい。
それが僕の野望です。