
☆アフィニトールは、体内のmTOR(エムトール)という大切なタンパク質の働きすぎを抑えることで、結節性硬化症に伴う腎臓の腫瘍AMLや脳の腫瘍SEGAに対して効き目を発揮します。
エムトールが働きすぎると、余計に血管ができたり細胞が増える。
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アフィニトールがエムトールにブレーキをかけることで、過剰生産を抑制。腫瘍を小さくする。
☆腎AMLは、20歳頃から、結節性硬化症の患者さんの70~90%におこる。
☆腎AMLの縮小効果
☆脳のSEGAは、結節性硬化症の患者さんの6~20%におこる。
☆SEGAの縮小効果
☆アフィニトールを服用した患者さんの26~41%に皮膚症状の軽減効果がみられた(白斑・爪の線維腫・顔の血管線維腫・シャグリンパッチ)
☆服用前のチェック
□お薬を飲んで、皮膚にぼつぼつやかゆみが出たことはないか?
□咳、発熱、息切れはないか?
□妊娠、授乳中ではないか?
□てんかん薬など、服用中の薬があるか?
□高齢の方ではないか?
□腎AMLがある方で18歳未満ではないか?
□SEGAがある方で一歳未満ではないか?(息子はこれだけあてはまるけど、大丈夫だそうです。)
□肝臓の機能が低下していないか?
□B型、C型肝炎にかかったことはないか?
□結核にかかったことはないか?
□ワクチンの接種予定はないか?
☆服用時の注意点
『一緒に服用や接種してはいけないもの』
・生ワクチン
『注意が必要なもの』
・グレープフルーツ、グレープフルーツジュース
(アフィニトールの作用が強くあらわれることがある)
・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品
(アフィニトールの作用が弱まることがある)
・不活化ワクチン
(アフィニトールの免疫抑制作用によって、ワクチンの免疫が得られない恐れがある)
『飲みあわせに注意』
他の薬との相互作用が出やすいので注意が必要。フェノバールなどと一緒に服用すると、効果が弱まる。
☆アフィニトールの副作用
『とくに注意』
・乾いた咳、発熱、息切れ(間室性肺炎)
・咳、たん、発熱(感染症)
・口の中の荒れ、痛み(口内炎)
『その他』
・のどが乾く、トイレが近い(高血糖)
・皮膚の炎症、乾燥
・ふらつき(貧血)
・吐き気(消化器症状)
・血液の異常(脂質、白血球、血小板、血糖)
・無月経など
☆最後の案内
きえまるさん言ってたやつかな?
検索したらまだ見れなかったんだけど、12月開設みたいなので、もう少ししたら覗いてみよ
