アンチ・アンチエイリアス | TINY野郎のブログ

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PC-6001、MSX、ぴゅう太など、昔のPCが大好きな人のブログ。

今回はディスプレイ関連のお話です。


PC-6001シリーズは、
本体にRF出力端子やビデオ出力端子を設けることで、
家庭用TVへの接続を可能としました。

「PC専用ディスプレイを購入しなくても良い」というのは、
当時、P6シリーズやMSX、MZ-1500などの、
低価格ホビーユースPCが一般家庭に普及する、
大きな原動力となったと思います。



P6初代機の高解像度グラフィックモードというのは、
本来、単色表示しかできないのですが、

「スペースハリアー」や
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「オホーツクに消ゆ」のように、
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白と黒を縦に1ラインずつ交互に表示することで、
テレビの「にじみ」を利用して、
赤や緑に見えるカラーリングを行っているゲームも多くありました。

しかし…

私はこの「にじみ」が大嫌いでした。

(全P6ユーザーを敵にまわしそうな発言キタ)

P6mkII本体購入にすべての予算を使いきってしまった私は、
専用ディスプレイを買う金銭的余裕などあるはずもなく、
球面ブラウン管のボロい14型TVにP6を繋いだ状態で、
日々ゲームとプログラムに励んでいたのですが、
なんといっても、
アドベンチャーゲーム好きな私にとっては、
文字がにじんで読みにくいのが耐えられなかったのです。

また、mkII専用グラフィックモードを使ったゲームは、
高解像度でも4色のカラーを使うことができるため、
初代機のように「にじみ」を使うメリットもなくなりつつありました。

というわけで、私は、とにかく一日でも早く、
この「にじみ地獄」から脱却したくてたまりませんでした。



そんなある日。

近所の電機店の広告に、以下の文字が。

PC-TV151 14,800円

PC-TV151といえば、P6シリーズの最終形態、
Mr.PC に付属しているディスプレイです。
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当然RGB端子もあり、当時は珍しいTVチューナー付。
しかも、驚きのディスカウント価格!

数分後には、私はその店に走っていました。



それから世界が変わりました。

PC-6001mkIIとRGB接続されたPC-TV151には、
にじみのない美しい文字が描かれ、
読みにくかった「デゼニランド」のメッセージも
ハッキリと読むことができ、
「惑星メフィウス」は中間色タイリングの模様までが
精細に見えるようになりました。

今まで見ていた世界は真実ではなかった

ということを身をもって感じた私は、
RGB教に入信してしまいました。

今でも私が神と崇めるディスプレイである
PC-TV455が安く売っている店を発見し、
電車で1時間かけて持ち帰って来てから、
私のRGB熱はさらに高まりました。

21ピンRGBマルチという史上最強の端子との出会いは、
ありとあらゆるものが繋がるのではないかと夢を広げてくれましたし、
15ピンアナログRGB(今ではVGA端子と呼ばれる)との出会いは、
縦200ラインしか知らなかった私に、大人の世界を教えてくれました。

P6mkIIが現役を引退した後も、我が家のPC-TV455には、

ある時はMSX2が 8ピン-21ピンRGBケーブル で繋がり、
ある時はメガドライブが 通販で買った XMD-1 RGB で繋がり、
ある時はサターンが 悪名高い純正RGBケーブル で繋がり、
ある時はドリームキャストが 音がヒドいVGAデミロ で繋がり、

10年以上もの間、さまざまなRGB映像を映してくれました。



しかし、そんな時代も終わりを告げます。

家庭用TVのデジタル化、および解像度の上昇、
S端子に代わってより高精細なD端子の出現、
ゲーム機のフルHD対応とHDMI端子の普及など、
専用ディスプレイでなくても、RGB接続しなくても、
十分はっきりとした画像が見られるようになりました。

それでも最初はRGB接続にこだわっていた私でしたが、
時代の流れには逆らえず、
ついに、RGB教から脱会することにしました。


今、私の家のTVには、
セレクタを通して4台のゲーム機が繋がっています。

セレクタとTVとの接続はD4ですが、
サターンの映像は21ピンRGBから変換していますし、
ドリームキャストはVGAから変換しているので、
RGBで繋いでいた頃とほとんど変わらず、とてもキレイです。

最近のゲームは、
アンチエイリアスなどのフィルタリングによって、
エッジをマイルドにしているものが多いですし、

ジャギーを見つけただけで鬼の首を取ったかのように騒ぐ
一部のネットユーザーがいたりしますが、

私は今でも、

ドットの形が見えてこそ美しい

と思っています。

アンチ・アンチエイリアス。


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