PC-6001 お気に入りの本(3) | TINY野郎のブログ

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PC-6001、MSX、ぴゅう太など、昔のPCが大好きな人のブログ。

「おしゃべりパソコン」の紹介も最終回となりました。

もったいぶってしまいましたが、
私がなぜこの本を気に入っているかの理由を
ここで書いてみます。


それは、一言で言うと、

「読んでいて楽しいから」

です。


…それだけかよ!と言われそうですが、
でも、とても大切なことだと思うのです。


PC-6001シリーズといえば、
パソコン初心者の登竜門的なマシンでした。

特に、初代機とmkIIについては、
「初めてのパソコン」として購入した人が
かなりの割合を占めていたと思います。

そういう人が最初に買う本で、お約束なのが、
「BASIC入門」的な一冊でした。
現に、そういう本は山のように出ていました。

しかし…

実は、それらの本は、簡単そうに見えても、
初心者にとっては
意外とハードルが高かったのではないでしょうか。

少なくとも、
「積極的にプログラムを始めようという人」以外には、
読んでいて面白い本ではなかったと思います。

そんな中、「おしゃべりパソコン」は、
「PC-6001mkIIってのは、色々なことができて、面白いんだぜ!」
ということを伝えようとしていて、
しかもそれがしっかりと読者に伝わってくる一冊だと思います。

「BASIC入門」系の本で挫折した人でも、
「おしゃべりパソコン」なら楽しく読めますし、
それがきっかけで、
再びプログラミングに興味を持つ人もいたかもしれません。


…実は、私がその一人でした。


パソコンを買って数ヶ月、BASICを一通り覚えた私は
「次はいよいよマシン語だぜ!」と思って、
意気揚々とマシン語の入門書を買ってみました。

しかし…

全く意味が分かりませんでした。

メモリ?
レジスタ?
突然出てくる "LD" とか "INC" って何?

えっと…

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挫折。


その入門書は、ほぼ新品状態で本棚行きになり、
マシン語を学ぼうとする意志もゼロになりました。


そんな私が、再びマシン語を学ぼうとしたきっかけが、
「おしゃべりパソコン」の最後に掲載されている
長編プログラムリストの一つ、
「アイスパニック」というゲームでした。


イメージ 2

「アイスパニック」は、まあ、

ぶっちゃけ「ペンゴ」です。

完全なパクりゲーです。
今なら大問題かもしれません。

この「アイスパニック」を必死に打ち込んだのですが、
主人公がどこからどうみてもペンギンに見えず、
「このキャラクターの絵を変えてみたい」
と思ったのです。

すると、プログラムの解説ページに、
たまたま、キャラクターのドットパターンと、
16進表記が載っていました。
これこそが「おしゃべりパソコン」のすごいところです。


イメージ 3

「01」とか「E0」とかがデータを表しているということは
なんとなく分かったのですが、
2進数も16進数も全く分からない私は、
どういう法則なのか分かりませんでした。

なぜ4ドットずつ区切られているのか?
なぜ左側と右側に違う値が書かれているのか?

意味が分からないまま、
とりあえず規則性を探そうと必死に頑張りました。

そして、一生懸命考えた挙句、導き出した結果が、

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○●●●



と自信満々に本に直接書き込んでますが、
正しくは「7」なので全然違いますw


さらに、ここに書かれたデータと同じ文字列を
プログラムリスト中から探して、
どこを書き換えたら絵が変わるのかを試行錯誤しました。


イメージ 5

もちろん、適当に書き換えただけでは思い通りの絵など出ず、
しまっていたマシン語入門書を引っ張り出したりして、
2進数と16進数というものをなんとか理解したのでした。

今考えれば、ただ単に、
ビットマップを16進数に変換できるようになっただけなのですが、
当時の私にとっては、
「これでマシン語が分かった!」
と友人に言いふらすくらい、画期的なことでした。


これがきっかけで、
一気にマシン語が身近なものに感じられるようになり、
さらに私はP6にどっぷりとハマっていって、
結果として今の仕事に繋がることになるわけですが…
それはまたの機会に。


というわけで、長くなってしまいましたが、
「おしゃべりパソコン」は、
お気に入りの一冊であるだけでなく、
自分の人生にとってとても大切な一冊になったのでした。