TINY UNIVERSE -3ページ目

夕方から飲んできた。

大学の友達、 総勢4人で。

この4人だけで飲むことは初めて。

それでもサークルで気が知れてる仲やから、 楽しく飲めた。


ひとりは今週から既に会社の研修が始まってて、 研修終わりに来てくれたからスーツ姿やった。

配属も今日言い渡されてきたらしい。

そのこの家から通うには少し遠いけど、 大学とあまり変わらんところ。

人に寄れば大阪から北海道とか沖縄に飛ばされた人もいるらしいから、 かなりいい配属やと思う。


仕事が始まればこうやって会うこともなかなか難しくなるなぁ。


でも4年前に出会ってしまったんやから、 俺らの間に縁はある。

これからいつでもいつまでも、 会おうと思えば会える。

そのときは少しの愚痴とたっぷりの笑いを持ち寄ればいい。

最後の日曜日

昨日のうちに熱も下がった相方さんと久々に遊ぶ。

といっても先週の日曜にも遊んだんやけども。 週に2日会うことが基本となってるから、 やっぱり久しぶりな気がした。

今日は学生として最後の日曜日。


一駅分を自転車で疾走して、 相方さんの最寄り駅で待ち合わせ。

ちょっと待ち合わせには遅れたけど。笑


どこへ行くか、 何をするか考えてなかったんやけど、 地元の駅で降りてツタヤの中を少し回ったらスタバでトールサイズを買って散歩。

相方さんはキャラメルマキアートのホット、 僕はスターバックスラテのアイス。

ふたりとも春服で来たものの、 ちょっと風が冷たくて、

『アイスなんて買っちゃって、 寒いんちゃうの?笑』

って言われる。 そんなことないよ、 と言いながらも、 実は持ってるだけで指先がちょっとかじかんでくる。


でもしばらく歩いてたら陽が射してきたのもあって、 体が温まってくる。

『何でホットなんか買ったんやろ。 しかもトールもいらんかった。じゃぶじゃぶ。笑』

って相方さん。 残りを俺が飲む。 ラテを飲んだ後やと余計に甘く感じるな、 キャラメル。


まだ病み上がりということもあるし、 明日から仕事やし、 夕方には帰る。

『東京タワー』を相方さんにも読んでほしくて貸す。

相方さんよりもむしろお母さんの方が読んでみたいと思ってるらしい。





靴を買う。

夕方、 靴を買いに出かける。

4月から履くスーツに合わせる革靴。 何日か前にも別の店を見に行ったけど、 どうもピンとくるものがなくて、 今日になる。


結論から言うといい買い物をした、と思う。

まだ外を歩いてないからはっきりとは分からないけど、 店内で履いてみても疲れにくそうだった。

しかも2足買うと安い方が半額になる日。(そうとは知らずに行ったけどラッキー)

思ってたよりも安く買えた。


ひとつは紐、 もうひとつは金具のついてるやつ。

こういうのにもきっとそれぞれ呼び方があるんだろうけど、 僕はまだ知らない。

都合により

今朝は早起きして…のつもりが起きたのは昼過ぎ。 相変わらずである。

もう学生という実感もさしてないけれど、 あと一回金曜日を迎え、 土曜日を迎えたら、 社会的には社会人。

そろそろ生活リズムを正さないと。

そろそろ荷造りをし始めないと。

そろそろ通信講座の宿題にも取り掛からないと。

なんて思いも左脳の片隅にはあるものの、 今日も無目的な日を送り、 こんな時間になってここに来ている。


昼下がりに、 行きつけの眼科へコンタクトを買いに行った。

まだ残りに余裕はあるものの、 来月からはきっといつでも来れる状況ではないだろうから。

家から自転車で5分とちょっと。 春の陽気の中、 下り坂を下っていくとそこに眼科はある。

近くの小学校の校医もされてるくらいで、 たいていいつ行っても混んでる。

空いてるといいな、と思いながら着くと、 いつもは自転車が数台は止まっている建物の前に今日は一台もない。

まさか、と思って入り口の窓ガラスに目をやると、 『3月23日(金)は都合により休診します』との貼り紙が。


あーあ…。

なんで今日やねん、と思いもしたけど、 誰にだって都合はある。


せっかくなので近くの百均に寄る。

いつも買っていた24枚撮りフィルムが、 去年の秋頃メーカーの都合により生産中止になったと聞いてすぐに10本くらい買いだめしていたけど、 それも半分くらいは使ったから、 もしまだあるなら買い足しとこうと思って。

でも店内を探し回ってももうなかった。 残念。


なんで生産中止にしたんやろ。

確かにデジカメの普及でフィルム業界が大打撃を食らっているのは知っている。

けれど、 やっぱり百均で買えるフィルムっていうのは希少価値だったのに。

トイカメラブームとかでの需要はそんなになかったのかな。


そのあと自転車で30分ちょっと行ったところにあるツタヤへ行ってみる。

本当はそんな遠くまで行かなくても、 家から5分のところに本屋もスタバも併設してるツタヤがあるのだけれど、 今日行ったところの方が建築やデザイン関連の本が充実してるし、 それに店内にくつろぐスペースが多い。

実際にはツタヤに寄る前に近くの無印とかにも行ってみたけど、 特に何も買わなかった。

ツタヤでも何冊か軽く読んだだけ。 その中に気になる本はあったけど。

もしかしたら引越しを要する配属先になるかもしれないことを考えると、 今はあまりモノを買う気にならない。


日の暮れた線路沿いの道を自転車で帰ってくる。

おかんがすぐに夕食を作ってくれる。

来月の僕からすれば、 もうこれは当たり前のことじゃなくなってるのかも。 そんなことを考えながらおいしくいただいた。

ful

東京タワーを読み終えて、 気がつけばもう外は明るい。


平日はいつも7時前に相方さんからおはようのメールが届く。

仕事に行く準備をしながら、 まだ寝ている僕にメールを送ってくれる。

もちろんそのメールに気付かずに寝続けてしまっていることもあるし、 着信音に気がついて返事をするも、 その返事が待てないで再び夢の中へ潜り込んでいることもある。 いや、 むしろそういったことのほうが多い。

そのまま一時間近く、 メールを交わして一日が始まることの方が少なかった。

それでもこの一年近く、 7時前に相方さんからのおはようメールが届くことは日常の一コマとなっている。


そして今朝。 珍しく僕から送ってみた。 いつも相方さんから送られてくる時間の一分前くらいに。

メールはすぐに返ってくる。 けれどそこには『熱が下がらんしょぼーん』。


昨日の朝早くに卒業式の打ち上げから帰ってきたとき、 少しメールをしたのだけれど、 このときから熱っぽいとは言っていた。

たまたま祝日だったから会社を休む事態にはならずに済んだけれど、 今日には下がっていることを僕も期待していた。

午前中だけは行くと食い下がったが、 親には休めと言われたらしい。

午前中のうちに病院へ行ってきたみたいで、 実は電話もかかってきてて、 メールもくれてたのに、 僕はそのとき寝ていた。

昼過ぎ(というか昼下がり)に目覚めて連絡を取る。 2件の着信のあとにはメールが1件。

そのメールに『インフルエンザ』と書かれてあった。


実は今週末、 レンタカーを借りて二人で小旅行に行く計画を立てていた。

車でどこかへ行く、ということのみ決まっていて、 それ以外の目的地だとかは何も決まっていなかったのだけれど。

月曜日のうちにレンタカーの予約はしてあった。

けれどインフルエンザじゃどうしようもない。 相方さんはひたすら申し訳なさそうだった。

僕は、 もちろん残念な気持ちもあったけど、 きっとこの旅行に出かけていたら事故ったりでもしていたのだろう、と思うことにした。

こういうとき僕はたいていこういう風に思考回路を働かせる。

自分で買って大切に乗っていた原付がある朝突然盗まれていたときも、 腹は立つし悔しいし、 ひたすら探し回ったけれど、 後日下りた保険金のおかげで就活を乗り切れたと思っている。


別に悪いことをしたわけじゃないのに謝りっぱなしの相方さんにも、 その持論を展開した。

『これは中止じゃないよ。 単なる延期。 楽しみが先に延びただけ。』と言った。

僕からしてもこれでふたりの旅行がなくなるのは寂しい。 相方さんも謝るのを止めて、 その代わりにうんと言った。

東京タワー

今更ながら初めて読む。

一晩で一気に読んだ。 何回も泣いた。

自分に置き換えてみる。 今の自分にどれほど親孝行が出来ているかと。

当たり前のことを当たり前のこととして受け入れることがもったいない気がしてきた。


先日、 4年間通った大学も卒業した。

その式にもおかんは仕事を休んで来てくれた。

来月からはどこで働くことになるのかも決まっていない。 もしかしたら、 この家を出て行くことになるのかもしれない。

そんな自分の状況と重なる場面もあって、 中盤辺りから既に涙が出ていた。

普段の自分のそっけない態度、 ぶっきらぼうな返事にも、 いつも笑いながら答えてくれるおかんの姿がオカンと重なっていった。





話は少し変わるけれど、 この間『エンキョリレンアイ 』という本も読んだ。

こちらはツタヤの店頭で同じ作家さんの最新作『サンカクカンケイ 』の表紙が最初に目に留まって、でもその隣に置かれていた前作の方がこれからの自分に関係の深いような気がして、店内のベンチに腰掛けて一気に読んだ。 (ツタヤの人ごめんなさい)


こっちも感情移入してしまって、 最後には店内で読んでいると言うのに涙目になってしまった。

作品世界がこれからの自分と重なることはないだろうけれど(何しろ僕が海外勤務になる可能性は限りなくゼロに近いから)、 それでもこの作品の中から学ぶことは多かった。

いま現在、 自転車で20分ほどの距離に住む相方さんとは、 お互いあまりそういう話題は口にしないようにしてるけれど、 もしかしたらエンキョリレンアイになるかもしれない。 そのとき、 この本を読んでいたことで救われることも出てくるかも。





つまるところ、 こういった類の本をこの時期に読んで容易く感情移入できてしまうということは、 僕はこれからの新しい環境に期待とか高揚感とかよりも、不安の方が大きいということなんだろう。