なりたい人になるために | TINY UNIVERSE

なりたい人になるために

支店で研修を受けていた頃、あるプロジェクトのプランニングをしてみるかとの声が営業次長からかかった。

7月当時、僕はまだまだプランニングについて何も分かっていないような状態で、

けれどまたとないチャンスを掴みたいと思って、

いつか書いたように、休みの日にスタバでプランのエスキスをしたりもした。

何度も描き直した末、支店研修の最終日に次長に提出した。


その後、別の研修先に異動になり、盆には実際に動き出すと聞いていたプロジェクト自体も、

こちらに一切の連絡が来なかったことから、僕じゃない誰かのプランが採用されたか、

あるいはプロジェクト自体が白紙になったかどちらかだろうと思っていた。


夏以来、関連会社をいくつか回り、各種業務の研修を受けてきた。

秋の3ヶ月を過ごした研修先ではプランニングについても教えていただく機会があって、

もう少しまともなプランが描けるようにもなってきた。


そして12月からまた別の研修先でお世話になっている。

7月までいた支店にも仕事上顔を出す機会がある。

つい先日も所用で支店に行った。


そこで、営業次長から、

「もう一回あのプランを持ってきてくれへんか?」

と言われる。

話を聞くと、プロジェクトが2月以降、具体的に動き出すことになっているらしい。


今の研修先の仕事内容には直接関係のない内容やから、

勤務時間外に、事務所とは別の場所で考えざるをえない。

残業が当たり前で家に着くのは23時、24時という毎日で、

それは実質、休みの日を使うしかないということになる。


ちょうど去年の夏前後、法改正がいろいろとあったので、

もう一度関連法規を洗い出すと7月当時のプランの前提になっていた法規と違うところがいくつか見つかる。


それからも別の用事でまた支店に顔を出した帰りに市役所により道をして、

法規についての細かな確認をしたりした。


そうしてつくり直した3区画分のプランを持って、

土曜日に支店に行った。


営業次長に見せると早速、最もなツッコミがいくつも出てくる。

そうこうするうちに営業次長から声を掛けてくださって、

設計次長や設計のコーチ、そしてひとつ上の先輩も見に来て、

あれこれと鋭いツッコミを頂く。


結局忙しいはずの設計次長や設計コーチも、

電話などで途中何回か抜けたものの、

トータルで2時間近く、僕のためにプランニング指導をしてくれた。


設計研修中にもこんなに時間を使ってもらえた記憶はなかったから、

すごく嬉しかった。

もう一度考え直してラフをまた持ってきますということを告げて支店を出る。


丁寧な指導を受けたとともに、設計として使えるかどうか、という査定の時間であったとも思う。

だとするとこの日見せたプランは不合格だろう。

再提出するプランの意味は大きく重い。


コンセプトから練り直そうと思う。(というか今回描いたプランにコンセプトなんてないに等しかった)

4月から、設計担当として働けるように。