おとこのひととあおうとおもった。











さみしいから、あおうとおもった。









そうしたら、君から連絡がきて、








そうしたら、おとこのひとはドタキャンした。












おとこのひとが今から飲もうといった。







あたしがさみしくてメールをしたら、そういった。










そうしたら、おとこのひとを迎えに来るはずの車が事故にあった。








あたしはおとこのひとにあおうとおもったのに。










かみさまが、そんなにあそんではいけないよといったみたいだ。







あんたの心はみえているよといったみたいだ。










かみさまはずるいね。

わかっているの、








本当は知っているの、









この虚無感の原因を。









「誰か」じゃなくて、「あなた」からの電話を待っていたんだよ。









来るはずもない電話を。








私をなんとも思っていないあなたからの連絡を、その言葉を。







まっているんだよ。

今日はたくさんの人と話して、










たくさん電話がきて、









たくさんの人と言葉を交わしたはずなのに、










こんなにさびしいのはなんでだろうか。










普段話さない人からの連絡がうれしかったのに。








今日、おうちに一人でいるのがさみしいと思っていたはずなのに。








誰かとはなしたいと思っていたのに。








なんでこんなに満たされないのだろう。