控えにいたら、同じ科の友達が入ってきた。
就活から教採にシフトした女の子。
教採組はあと33日で本番を迎える。
私はなにも頑張っていなくて、朝も11時くらいに起きるし卒論もはかどっていなくて、毎日ご飯食べてバイト行って寝るだけの生活。
なのに彼女は、
「ゆかは頑張り終えた人だから」
と言った。
「ゆかは子どもに教えるの向いてると思うよ」
と言った。
自分も大変なのに、他人の頑張りを認めてくれた彼女。
そんな彼女を、尊敬した。
頑張る彼女らにできることを、精一杯しようと思った。
夜、酔っ払いの後輩に遭遇した。
「ゆかさぁーん」と甘えた声で呼ぶかわいい後輩。
この子はすぐに悩む、私と似た子だから、
残りの短い時間で、聴けるだけ話を聴こうと思った。
1ミリメートルでも、1ミリグラムでも、1ミリリットルでも、なんでもいい。
誰かの力になりたいと思った。