流通中に死ぬ26000頭の子犬猫 | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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みなさんはショップで販売される為に、

繁殖業者からオークションを経てショップに届き、

売れなかったらあちこちの店舗に移動させられて、

やっと飼い主が決まり家庭に迎えられるまでの間に、

子猫や子犬たちが年間26000頭も死んでいることをご存知でしょうか?

 

これは2020年の4月に朝日新聞デジタルで公開された記事ですが、

 

 

 

ペットブームで犬や猫をショップで買う人が爆発的に増え、

業者たちも生ませりゃ売れるため劣悪な環境で母体の健康など考えずに出産させ、

生まれた子の健康状態など確認せず出荷していくことなどが原因ではないかと思われます。

 

また運送時の環境などもあまり考慮せずに小さなダンボール箱に詰めて、

今日のような真夏の高温時も真冬の低温時も上下前後左右を塞がれて

『物』のように積まれているのも問題だと思います。

 

(流通中というのは運送中という意味ではありません。繁殖屋が出荷(ひどい)してから

飼い主に販売されるまでという意味です)

 

 

生き物なのに他の商品同様、

流通中の破損や不良は『歩留まり』くらいにしか捉えていないのでしょうね。

 

ショップも販売した直後に病気や怪我が発覚しても、

治療費を払うことはなく引き取って返金、

もしくは他の個体との交換でしか応じてくれないことが多いようです。

 

 

繁殖業者やオークション業者、

そしてペットショップにとって販売している生体は、

『商品』でしかないのです!

 

 

 

 

一方これは環境省自然環境局の犬猫の年間殺処分数の推移です。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

 

この15年間で保健所での殺処分数は民間の愛護団体の努力で、

年間120万頭から38444頭(平成30年度)まで減り、

令和元年は32743頭でした。

 

ちなみに2020年度の殺処分数は23759頭でしたから

現在の流通過程での死亡数はもはや殺処分数を超えています。

 

 

 

 

 

 

あれほど多くの心ある方々が保健所から引き出し、

里親さんを探して幸せな第二の生活をつくりだす一方で、

誰にも知られず死んでいく子猫・子犬たち...

 

流通過程で死んでいくこの子たちは愛護団体にも助けることができません...

 

 

 

だからペットショップで生体を買わないよう

できるだけ多くの人に伝えてほしいのです。

 

 

 

 

 

皆さんの周りの方が子猫や子犬を買おうとしていたら、

それはこの虐待に加担することだと知らせてほしいのです。

 

ペットショップから買ってしまった人は、

後悔しないでいいんです。

 

しらなかったのですから...

 

でも知ってしまった今は二度と買わないでください。

 

そしてできるだけ多くの人に伝えて欲しいんです。

 

誰もペットショップで買わなくなれば、

この残酷な流通システムがなくなります。

 

生体販売産業を儲かるビジネスにしてはいけないのです...😞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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