こんな散歩のしかたはその犬にもよくないですし、
他の犬たちや一般の方々にも迷惑をかけます。
今、やっているという人も考え直してやめてほしいです...
① 飼い主は自転車やバイクに乗って犬を走らせる散歩
運動のためにいいと思ってやるのかもしれませんが、
犬にとって散歩はただの体力消耗のためのものではありません。
近隣の犬たちの情報収集や尿による情報発信、
落ち着いてフンをするなどいろんなファンクションが盛り込まれた
大切な時間です...
匂いを嗅ごうとしても引っ張られ、
排泄しようと思っても待ってもらえない。
ただ引っ張られるだけの強制的な運動になんの喜びがあるのでしょう?😞
走っている最中に犬が膝を痛めても気づかず、
体調の変化にも気づかず、悪化させてしまうケースもあるでしょう。
万が一つまずいて転んだら引きずることになります😰
また、公道でリードをつけた犬を自転車やバイクなどと併走させることは、
他の交通に対しても危険ですし、多くの地区では条例違反とされています。
② ながらスマホ散歩
これもまた犬の都合無視のただただ雑に歩かされるだけの散歩。
匂い嗅ぎがしたくても、排泄がしたくても、
飼い主は気づかずスマホに気を取られていて先に進んで行きます。
義務的に犬を連れて歩かせるだけの散歩ですね。
散歩中の犬とのコミュニケーションがまるでとれていません。
犬が自動車に轢かれそうになっていても気づかず、
フンをしていても気づかず、
前に相性が悪そうな犬がいても気づかず、
様々なトラブルに会うことが目に見えています...
③ 伸縮リードでの散歩
伸縮リードは子犬に使うと他の犬との遊びでぐるぐる巻きになってしまいますし、
リールから手を放してしまうと本体部分が音を立てて追いかけてくるので、
怖がって犬がパニックに陥って走って行ってしまいます。
暗くなるとリード部分が見えにくくなり、
ノーリードに見えたり、自転車や走っている人が飼い主と犬の間を通ろうとして事故になるケースもあります。
ロックして短く持っていればいいというものでもなく、
公道での使い勝手はあまり良いものではありません。
伸縮リードは車が通らない広場などで使う方がいいでしょう。
④ フンを拾わない散歩
危険とはいえませんが明らかなマナー違反です。
人が見ていなければ拾わないという倫理観に欠ける行動が少なくないことは、
日々の散歩中に落ちているフンの量を見ても分かりますよね。
そういう人たちがいるから公園は犬連れ禁止となり、愛犬家の肩身が狭くなるわけです...
お子さんに散歩を任せる時も必ず袋を持ったか確認し、フンを拾わないということがどれほどよくないことか、しっかり説明しておきましょう。
よく野良猫のフンかもしれないじゃないかなどと思っている人もいますが、
猫は目立つ路上ではフンをしませんので、ほぼ確実に犬の落とし物です。
⑤フンの処理をしている飼い主さんに後ろから近づく
犬のフンの処理をしている飼い主さんはどうしても無防備になり、黙って後ろから犬連れの人が近くとトラブルになりやすいです。
犬同士が接近し過ぎて相手の犬がリードをひっぱり、拾っている飼い主さんが転んでしまったり、リードを放してしまい犬同士がケンカになるというアクシデントもありますので、
立ち止まって自分たちに気づくまで待ってあげるくらいの心のゆとりを持ちたいものですね。
どうしても急ぐなら、「すみません、通りますね」と声かけして、相手が気づいて手を止めるのを待ってから近づきましょう。
⑥ ノーリードでの散歩
「うちの犬は絶対逃げないし、他の犬にも友好的だから大丈夫!」などといってノーリードで歩かせている飼い主がいますが、どんなことでパニックに陥り走り出してしまうかわかりません。
また、犬は相手の犬の状態をよく見ているもので、
自分はオンリードで逃げられず、
相手はノーリードで瞬時に襲われる可能性があるという立場の弱さから、
激しく警戒し、近寄られると通常より闘争心が増す傾向にあります。
犬嫌いの人もノーリードの犬が近づいてきたらパニックになるかもしれませんよね。
ノーリードでの散歩はマナー違反というより条例違反であり違法です...
そのほか真夏の灼熱のアスファルトの上での散歩なども、
他人には迷惑をかけないかもしれませんが虐待でしかありません。
絶対にやめてほしいですね...