犬に生卵を与えると | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

最新のドッグトレーニングと犬猫に関する情報
動物保護のお話など

 

皆さんは愛犬に生卵を与えることがありますか?

 

いえね、別に与えてもいいんですよ。

 

個体によってはお腹を壊す子もいるかもしれませんが、

基本的には身体に害はありません...

 

ただ、これは人間も同じなのですが、

卵白にはアビジンという糖蛋白質があって、
生のままだとこの物質が腸内のビオチン(ビタミンB7)と
結合して吸収できなくしてしまうため、

大量に食べるとビオチン不足になってしまうといいます。


まぁ卵黄の中にビオチンが含まれているので、

卵黄と一緒なら生の卵白も与えていいわけなんですけど、
そもそもアビジンと結合したビオチンは胃内でほぼ消化
できないため胃の中での滞在時間が長くなるし、
腸内でも吸収しにくくなります。

しかもせっかく卵黄に含まれているビオチンを、

無駄に不活性にしてしまうのももったいないですよね...

 


実は、アビジンは熱に弱くビオチンは熱に強いので、
卵は加熱して食べるのが一番効率がいいというわけです。


生の時点で白身と黄身が直接触れると、
アビジンとビオチンが結合してしまうので、
黄身を割らないように熱を通します。

完全に熱を通すと、それはそれでまた消化が悪くなるので
卵黄を半熟状態で卵白を固めるのがベストということなのですが…

 

 

もう一つ言うならば、

卵の殻も実は犬の強力な胃酸で消化が可能なので、

一緒にこまかく砕いて与えると素晴らしいカルシウム源になります。

 

ただ、卵のカラは非常に汚いので、

サルモネラ菌などが付いている可能性があります。

 

卵を熱湯で5分以上茹でて、

ブレンダーかミキサーでカラごと粉砕し、

全部与えると一番効果的に栄養を与えることができると言えるでしょうね😋