『黄色い粉』の正体 | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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皆さんは犬や猫の爪切りの時に出血してしまった時につけると魔法のように血が止まる黄色い粉をご存知でしょうか?

 

サロンなどで爪を切りすぎて血管と神経(クイック)まで切ってしまった時につけて止血するのですが...

 

 

これは焼烙止血剤と言われるもので『クイックストップ』『スチッパー』などの商品名で売られており、血液と反応して組織を焼く事で止血をするものなどで、即効性はありますが神経が通っている部位に使うと激痛が走ります。

 

しかもそれが一瞬ではなくかなり長く続きます。 

 

 

 

これを万能の止血剤だと思い込んで爪以外の皮膚の傷に使ったら大変なことになります!

 

傷に焼きごてを当てて止血するようなものですから、

激痛で数時間はものも食べられないくらい苦しみます...

 

犬は人間の3分の1くらいしか痛みを感じないなどという根拠のないことを言う専門家もいますがそんなことは立証されていませんし、そうならブラシくらいであれほど嫌がらないでしょう。

 

人が指の切り傷に使ってしまった時の様子はこちら↓

https://minkara.carview.co.jp/userid/2074461/blog/39903087/

 

 

ハサミやバリカンなどで肌を出血させてしまった場合は清潔なガーゼやハンカチで圧迫止血を行い、血が止まったら消毒・保護してください。 

 

 

もう一度言いますが、『クイックストップ』『スチッパー』などの焼烙止血剤を爪以外の出血で決して使わないように!

 

 

ちなみに爪切りをしているトリマーさんたちの意見がこちら。

 

よく分かっていないトリマーさんも少なくありません...😞

 

クイックの細い部分を切った時に付けるくらいなら犬も我慢できますが、根元で切って出血しているところに付けたらやはり悲鳴をあげますよ...

 

ちなみに、恐ろしいことに多くのブリーダーは生後数日の子犬の断尾・断耳・狼爪除去などの時に、

この焼烙止血剤を傷口に刷り込んで止血します😰