古い専門家の話は聞くな | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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動物保護のお話など

 

「褒めるだけで叱らなければ犬に善悪の区別がつかないじゃないか」とか、

「おやつを使って躾けているとおやつを見せないと言うことを聞かなくなる」

などと言っている自称『犬の専門家』をいまだに見かけます...

 

しかし彼らは単に最新の動物行動学行動分析学を学んでいないから

自分の想像の範囲で考えて結論を出しているだけです。

 

例えば有名な『パブロフの実験』を知らない人は、

「ベルを鳴らしただけで犬がよだれを垂らすわけがないだろう」と言うでしょう。


しかし現代では『ベルを鳴らした直後に餌を与える』を繰り返せば、

犬がベルの音を聞いただけで食欲が刺激されよだれを垂らすようになること

(条件反射・古典的条件づけ)を多くの人が知っています。

 

 

動物行動学の研究から犬が使っているボディ・ランゲージ

その中でもカーミングシグナルの研究も進んでおり、

その動作から犬の気持ちを理解できるのですが、

古い専門家達は学ぼうとせず認めようとしません。

 

 

 

このように、新しい知識を学ぼうとしない訓練士やトレーナーは、

自分が教わってきた古い知識と浅い想像力で物事を判断し、

学術的な新しいトレーニング論を頑として否定します。


ですから、どれほど有名で多くの団体の顧問をやっているような先生でも、

知識の古い専門家から教わったり愛犬を託したりすることは危険なのです。

 

どんなに名医と言われていたとしても、

今の世の中で平賀源内に癌の手術を任せるようなものですから。


もちろんこれは、獣医療動物栄養学(栄養管理学)についても同様です。


知識の古いまま医療をやっている獣医師は新薬の知識も外科手術の技術も古いままですし、

古い栄養学の先生の話を鵜呑みにしているととんでもない手作り食を与えてしまうことにもなりかねません。

動物に関する情報や知識は日進月歩で更新されています。

 

みなさんが犬や猫について本当のことを知りたいのなら、
常に新しい知識を学び続けている先生から教わり、

学術的根拠と有望な可能性に基づいた、

理論と手法を学び続けてください。

 

また、5年以上古いしつけ本も安易に鵜呑みにしないでください...