明橋大ニ著
漫画やイラストがたくさん入っていてとても読みやすい本。
"自分には生きている価値がある、存在価値がある、大切な存在だ。"
そんな風に自分を肯定できる心を育てることがいちばん大事なんだそうです。
そのためには、子どもに安心感を与えること。
赤ちゃんに抱きぐせをつけてはいけない、は間違い。
抱っこしないことが続くとあるときから赤ちゃんは泣かなくなる。手がかからないよい子ではなく、心のトラブルの始まり。とのこと。
海外の育児本だとわりとおなかいっぱいでおむつも汚れてなくて気温なども問題なければ泣かせとくかんじの記述をよく目にするんだけど、やっぱり国内はこっちが主流なのかな。
情緒が安定した子になってもらいたいなぁ。
"厚労省の平成16年の発表では、保育園で過ごす時間の長さは子どもの発達にほとんど影響せず、家族で食事をしているかどうかが、子どもの発達を左右する"
これはなるほどーと思いました。
まわりにはワーママが多いので保育園はむしろ発達によいよ~みたいな意見をよく聞くし前半は驚きませんが
一緒に食事するって大事というのがちゃんとデータで示されているのは知らなかった。
対人技術の発達が後れるリスクが70倍、理解度が後れるリスクが44倍高いとのこと。
孤食はだめですね。
子育ての心持ちがいろいろと勉強になる本でした。
この通りにできるかどうか、よりも、きっとこの通りになんてうまくいくはずはないけど、何か悩んだらここに立ち返ってみよう、と思いました。
ほかにもオススメされた積読が何冊かあるので、連休中にちょっとずつ読もうと思います。