作業終了の連絡をいただき、ガレージドッコさんに相棒を引き取りに行ってきました。
居た居た~!今か今かと待ちくたびれている相棒の姿を発見!遠くからでも発見しやすいビコローレ♪


さすがフィアット専門店。オレンジ色のパルケッタの姿が。カッコいい~ 
バニライエローのチンクも中々素敵です!


交換したパーツを見せていただき、修理内容の説明を丁寧にしていただきました。
ウォーターポンプからの水漏れは液体パッキンの劣化によるものでした。


ピカピカのエンジンマウントとドライブベルト(タイミングベルトは見えません)です。気持ちいいですね。もともと1.2ファイアエンジンは静かですが、エンジンマウントを交換したので、これまで以上にジェントルなエンジンフィールとなりました。

今回の修理内容
ウォーターポンプからの水漏れ
○ウォーターポンプ 11.000円
○タイミングベルト、ベアリングキット 15.000円
○ドライブベルト 4.420円
○ベルトテンショナー 10.500円
○エンジンマウントセット 18.800円
○冷却水2L 3.200円
○廃棄物処分費用 1.000円
○技術料 56.000円
合計 131.910円(税込)
もし、修理費用を抑えるのであれば、水漏れしたウォーターポンプのみの交換で概ね60.000円程度で作業いただくことも可能だったと思います。
しかし、せっかくエンジンを下ろして大掛かりな作業を行うのであれば、既に交換時期であったり、そろそろ劣化が始まっているパーツを予備的に交換してしまった方が、トータルのランニングコストが抑えられるという説明は理に叶っており、見積りいただいたとおりに作業を行っていただきました。
欧州車は日本車と違い車検毎ではなく、走行距離を基準に部品を交換します。ゴム系素材の耐久性が低かったり、設計思想の違いから例えばタイミングベルトも、日本車であれば100.000㎞や150.000㎞は無交換であったりしますが、イタリア車では40.000㎞や50.000㎞で交換時期を迎えるそうです。新車購入であれば保証期間で無償修理が出来たりしますが、中古の多走行車では必然的に交換費用が生じます。
フィアット500にお乗りの皆さんは彼らの愛くるしさの虜でしょうから、そうしたランニングコストも有り余る愛情で乗り越えておられると思います。私もその一人というわけです。
今回の修理で水回りとベルト類は健全化しましたが、クラッチと足回りに、大掛かりな修理が必要になるかもしれないヘタリがそろそろ顕在化しそうかなと想定しております。もし、これから中古市場で、安く手に入る500の多走行車を購入しよう!と検討されているとしたら、相応の整備費用を予算の中に想定されることをオススメします。今回、相棒の水漏れ修理については、故障というよりも、定期的に必要となる消耗品の交換であり、日本車とは異なる設計思想からくる整備費用だということをご理解いただきたいと思います。
 参考   関連部品の交換歴
            ドライブベルト 27.914㎞
            タイミングベルト 71,082㎞
            サーモスタット 73.630㎞
            (現在の走行距離99.040㎞)
もっとも、手に入れてしまえば愛くるしい500の魅力に取りつかれるはずなので、余計な心配だったようですね~

修理代が高すぎて、もう迎えに来てくれないかと心配したのです(>_<。)