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富士山の見える絶景のなかで突然の告白。
ヒロさんの告白に、どう答えるか?
今、まさに選択の時!?
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「好きだよ。俺と付き合って欲しい」
!!
どうしよう??どうしよう??
ここは何かしら答えを出さないといけないシーンだわ。
けど…
ヒロさんに抱きしめられて、分かったこと。
ヒロさんの腕の中にいるのは…イヤじゃない。
そう、イヤではない。
生理的に無理無理ムリ~!!とかではない。
ハグし返すことも、可能っちゃ可能。それくらいの余裕感はあるのよね。
でも、何なんだ?
ドキドキ感がほとんどない。
むしろ、「なんて答えたら良いんだ?」的ヒヤヒヤ感でいっぱいなの。
そっちのが優先されちゃっているの。
どーするー、どーする、オレ!!
まさに、ライフカード。
だから、私は今、
そう「今」は…ヒロさんに恋をしていない
ということを自分でも理解はしていたんだ。
ちゃんと分かってた。
でも…。
ここで、お断りしたらば…
ヒロさんを失ってしまう。
抱きしめられて…イヤじゃないってことは…
付き合える、のかもしれない。
トキメキとか、そんな感情はなくても
穏やかな、そんな時間を過ごせるのかもしれない。
そんな関係も、良いかもしれない。
むしろ…そんな関係のほうが良いのかも。
…私は、前の彼氏と別れた時に思った「次こそは掛け値なしの恋がしたい」という気持ちを
すっかり忘れていたんだ。
いや正しくは、忘れてはいなかったんだけれども…逃げたんだと思う。
楽な方向へ行きたかった。幸せな日々が欲しかった。
当時の私はというとKさんとごちゃごちゃしていたこともあって、「ちゃんとした彼氏」
「恋人だと言える関係」が本当に欲しくてたまらなかった。
私は、なんだかんだ言って浮気相手になんか、全然なりたくなかった。
一番に大事にしてほしかった。
隠さないといけない、なんて…その関係が間違っているからだと
充分すぎるくらい、頭では理解していたのに
何も変えられないまま、刻々と過ぎていく時間の流れが怖くて怖くて仕方がなかった。
Kさんとの不安定な関係の中で、誰かに助けてもらいたくて
自分では断ち切れないから、ズルイけれど何かを変えてくれる「誰か」を待っていた。
それが、ヒロさんなのかもしれない。
今はまだ、恋とかじゃないけれど
もしかしたら、この先
少なくともその可能性は
つぶしたくない。
ずるい私は、何度も同じことを繰り返す。
見えている答えも、見ないふりをした。
それが、相手を傷つけることになると知りながら。
私は、
ヒロさんの手の中からそっと出て、
「もう、ヒロさん!急にビックリしたじゃないですか!」
きわめて軽いテンションでそう言って
「寒いから、もう戻りません??」
答えを出さずに、その場をとにかく切り抜けようとした。
なるべく答えは出したくなかった。
もう完全なる卑怯者。
とはいえ、そこは密室ドライブデート
帰りの道のりは、すっかり「付き合うの、どうすんの?」ネタでいっぱいでした
(そりゃそうだ)
さてさて、ダラダラ続けてきた回顧系。
ようやく次回はバッチリオトコ最後の日になります。
たぶん。
bacchirisugita otoko 11he tuduku