ブログネタ:怖い話、教えて!!
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私は怖い話が大嫌い。
怖いもの見たさ、なんて言葉は私の中にはない。
だって、怖いもん
怖いものには蓋をしろって昔のヒトも言うじゃない?
くさいのか怖いのか、そこは重要じゃない!!
いやなものには総じて蓋をしたいの!
そういうことなのっ!!
…
いや。
あの。
そういうことなのっ、とか小さい「つ」を入れられてもねぇ。
とかお思いのこと、心中お察しします。
私もそう思います。失礼しました。
とにかく、夏になるとTVでやり始める怖い話なんてもってのほか。
あの怖い空気の効果音が流れ出しただけで
チェーンジ!THE!ちぇんねる!!!
(なるほどザワールド的に。)
リモコンを本気で必死で探し出す有様。
しかも本当に必死(笑)
ほら、私、
けっこー自他共に認められている「妄想タイプ」だから。
けっこー公認気味だから。
怖い話なんて見たり聞いたりした日には
トイレのドア開けられない。
あけたらあけたで、出られない。
お風呂にだって入れない。
シャンプーだって怖い。
頭、あわあわの最中に怖い事象にみまわれたら?
すっぽんぽむの時におばけにおっかけられたら?
恐怖、恐怖、いろんな意味で!!
寝るときに部屋を暗くするなんて
怖すぎて寝付けない。
たくましい、たくましいのよ、想像力が。
頭によぎるんだもん。
ドアを開けるとき…
目をつぶったとき…
ぎゃあぁぁぁあぁぁぁあ~!!!
といった具合に、大嫌いなんです。怖いのが。
でも、そんな美ビリー、ビビリな私ですが
小学生の頃には怖い話が大好きで
夏休み、昼間にやってた「本当にあった怖い話」みたいなのを
毎日欠かさず見ていた。
あのころ、なんでそんなに怖い話を欲していたのか
今となっては思い出せないけど
まぁ好きなものは好きだった
そういうことだろうね。
とにかく、今よりも妄想パワーが弱かった私は
お化け屋敷も、怖い話も大丈夫だったし
中学生の頃には夏休みで誰もいない学校に、肝試しにいったりもしていた。
そんな勇猛果敢(いいすぎ)な時代の話。
たぶん、あれは小学生の高学年くらいの時
時期はそう、夏休みだったから
7月の後半だったのか、8月の半ばだったのか
分からないけれど
うだるような暑さの寝苦しい夜だった。
いつもなら寝たら途中で起きない私が
その日に限って、ぱっと目を覚ました。
時間は…
よく覚えていない。
でも、両親も寝ており
家はしーーんと静まり返っていた上、夏にもかかわらず真っ暗だったから
1時~3時くらいのことだったと思う。
私は、目をこすりながらカラダを起こし
階段を降り、トイレに向かった。
(実家には1階にしかトイレがなかった)
とん、とん、とん
いっぽいっぽ
階段を下りて、トイレにたどり着く。
じゃーーーーーーーー
バタン
ドアを閉じて、また階段を上って自分の部屋に戻ろうとした
そのときだった。
がさ、がさがさ
物音がする。
耳を澄ますと、
がさっ、がさ
また音がする。
がさがさがさ
どくん
怖くて怖くて
私はその場で動けなかった。
聞きたくないのに、全神経は耳へ集まる。
がさ、がさがさ。
ひそやかに、聞こえ続ける音。
よくよく聞くと、音は居間から聞こえるようだった。
どくん
怖くて、怖くて
仕方なかったけれど、それでもその時は
何か分からないほうが怖い、と思った。
そーーーーーっと、そーーーーーーーーーーーーっと
居間に近づく。
近づくと、がさっがさがさ、音がわずかばかりに大きくなる。
目をこらすと、音がしているのは窓のようだ。
カーテンは全く揺れてもいないけれど
音は確実に、窓のほうからしている。
私は、窓のほうを見て
足をとめて、立ち止まって、どうしよう、どうしようって思ってた。
カーテンを開けるのは、正直すごく怖くて
だけど、
その場で戻るのもそれ以上に怖かった小学生の私。
そーーーっと、窓に近づく。
その間にも、絶えず、がさっ、がさっ
という音は窓から聞こえている。
頭の中で、
本当にあった怖い話がよみがえった。
電車事故にあったヒトの手だけが見つからないとかいうはなし。
その手が窓を這っているはなし。
もう心臓は恐怖のドキドキで早鐘のようだった。
だったらやめたら良いのに
てゆーか、今の私だったら絶対にしないのに
そのときの私ったら…
ばさっ
カーテンを開けたんだ。
そこには
真っ白な顔をした女のひとがーーーーーーーーーー!!!!!!
な、わけはなく
当然も手も這ってませんでした。
何もない。
何もないんだーと思ってほっとしたのもつかの間。
でもまだ、音はしている。
がさ、がさがさがさ
しかも、すごい近くで
不規則な、不気味な音がーーー
音はどうやら外でしているわけではなさそうだった。
家の中でしている音。
しかも、今自分がいる窓のごく近く。
がさっ
音は、窓の下のほうから発せられていた。
ふ、とその音のする方向へ顔をむけると
15センチ四方の紙箱が置いてあった。
音は、
そこからしているようだった。
私はそっと、箱を開けた。
中にはーーーー
黒光りする、昆虫の王様、KA・BU・TO虫
が1匹。
…
夜行性なもので、すっかり元気になったKA・BU・TO虫
一人で宴中だったらしい。
蓋をあけても、まだ一人でがさごそ動いてる。
箱が紙の箱だったため、けっこー音がしたみたいだった。
たぶん、弟。
もしくは父親が、持ってきたんだろう。。。
はあぁあーーーーーーーーーーーーー
ばからしい気持ちにもなったけれど
でもやっぱりほっとした。
どっちみち、カブトムシ苦手だから
(あの、足が服の繊維にからまって引っ張られる幹事が無性に苦手)
恐怖は恐怖だったんだけどね。
心臓はまだバックバクだったしね。
ぱこん
あわてて蓋を閉じて
バクバクする心臓をおさえて、階段を駆け上った。
部屋に戻っても、それでもまだバクバクしていたな。
そんな記憶がありまする。
って、何も怖い話じゃなかったわけですけれど
…すみません。
怖い話じゃないのだけれど、
お化けかと思った物音の正体を突き止めたのは
あの当時の私には大冒険だった。
そんな、夏の思い出。