2011年、その頃の私は
所属長としての責務にこたえようと、忙しくも充実した毎日を過ごしていました
専門学校を卒業して国家資格を取得した私は
仕事にやりがいを感じ、この道でずっと来ましたので、
仕事が辛い、辞めたいと思ったことはありませんでした
しかし当時息子は4歳でまだまだ手がかかる年頃
娘と言えば部活三昧で土日は遠征
幼い子を連れての送り迎えは休日の大半を占めていました
その忙しさは私を追い詰め、
部活の送迎は苦痛で苦痛で仕方ありませんでした
遠征場所は前日にならないと言ってもらえず、
知らない土地へ時間に間に合うように行くのがプレッシャーになっていました
娘には何度も何度も予定がわかった時点で場所と時間を伝えるよう言いましたが
全くどこ吹く風で約束は簡単にするのですがいつも直前になってから。。。
娘への不満、嫌悪感がピークになっていきました
今考えれば娘からがだめなら顧問に直接聞けばよかったのですが
その時は何が何でも、自分のことなんだから娘にちゃんと言わせたいということにこだわっていました
私は娘が約束を守らないのは娘に届いていないからだと思い、
ヒステリックに怒り、なんとか娘に言うことを聞かせたい、言うことを聞かせねばとエスカレートしていったのです
ある時、娘はそれに耐えかねて、近くに住む私の母のところに家出したのです
家出するならなぜ約束を守らないのか、言うことさえ聞けば私が怒ることもないのだからと、
もう家出しないことを約束させました
しかし同じことは繰り返されてしまいました
この瞬間です
はっきりと私の中の何かがプツンと切れるのを感じました