アポロシアター | 透明カプリチオ
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こんばんは。

只今、モモンガさんと戯れてる笠です。

こうやって、携帯でメール打ったり、ブログ書いてたりすると、手元まで来て一緒に画面見てます。

意味解ってんのかな。

笑。

携帯大好きで、かじります。

そういや、ヤドカリさんを覗いたらバラバラになってて…

遂に…って思ったけど、脱皮の瞬間に立ち会ってしまった。

初体験だった。

あんなバラバラになっちゃうなんて。

焦ったけど、元気なら良かった。

モモンガさんは、顎の下を撫でられるのが好きみたい。

写真は何だか解る?

こいつは、アメリカ・アポロシアターのステージパス。

あんま持ってる人いないんじゃないかなぁ。

僕にとっちゃ、お宝です。

前に、アポロシアターでの話をいつかするって言ったから、軽くだけどしてみっかな。

僕、そうです、アメリカ行ったんです。

初めてのアメリカ。

見るもの総てが格好良かったのを覚えてる。

あっちの人は、金をポケットに入れてる人が多くて、レジで出す時、しわくちゃな紙幣それだけで格好良かった。

だから、真似した。

笑。

それが格好良くて。

街行く人が、珈琲片手に歩いてる、ただそれだけなのに格好良くて真似した。

笑。

珈琲片手にニューヨークを歩いたよ。

それが格好良くてさ。

取り敢えず、時間があればあるだけ歩いた。

セントラルパーク、五番街、タイムズスクエアって。

夜は、マジで眠らない街だった。

光と音の街。

だけど、それが良かった。

夢だった。

ニューヨーク。

そこに音楽しに来た。

ゴスペルをしに。

僕がすごいんじゃない。

僕なんてすごくない。

周りがすごい。

講師がすごい。

だから、踏めた地。

嬉しかったよ。

僕なんか、周りに比べちゃ全然だった。

だけど、アポロで歌いたかった。

んで、リチャード・ハートリー氏のスタジオで練習して、ソウルフードを食べて…

ってして、アポロの日。

夢みたいだった。

あのアポロシアターで歌えるのがね。

んで、あのパスを貰って中に入ったんだ。

リハでステージに上がると不思議な空間だった。

広いんだか、狭いんだか、不思議な感覚。

ゴスペルって大勢いるからね。

笑。

だけど、僕らの歌う英語が、お客さんにとってちゃんと聞き取れるかとか伝わるかとか不安だらけだった。

お客さんも入ってるか解らないしね。

本番…

昔の話だから、何歌ったか忘れたけどさ、リチャード・ハートリー氏と競演だったから、お客さん結構入ってたんだわ。

僕は歌った。

目一杯。

だけど、不思議と歌ってる気がしなかった。

周りの歌声で、自分の発音を誤魔化してる気もした。

飛行機でも、ホテルでも、スタジオでも練習したけど、歌えてる気がしなかった。

でも、ラストの曲辺りで、お客さん総立ちしてくれて。

これが、スタンディングオベーションってやつかって興奮した。

涙流すお客さんもいた。

興奮してるのに、泣けて来た。

見せる側は、泣いてはいけないのに、泣いた。

初めて、国境を感じなかった瞬間に泣いた。

こんな英語でも、こんな発音でも、こんな僕らでもって。

何回も言うけど、僕がすごいんじゃない。

でも、嬉しかった。

そのDVDあんだけどさ、見たら僕の顔悲惨だったなぁ。

笑。

今より数倍、髪短いし。

てな訳で、アポロシアターはそんな感じだったんだ。

うまくまとめられなかったけど、許して。

それ以降もゴスペル続けて、横浜の元町でクリスマスライブしたり、国際フォーラムでライブしたりしたけど…

僕の本職は、ゴスペルじゃないから、中途半端で終わっちゃったんだ。

本職の方も、頑張ってたけど、今となっては…

ってね。

勢いあったあの頃に戻りたい時もあるよ。

もうなんでも出来る気がしたあの頃に戻りたい時もあるよ。

だから、前の記事に僕は過去の人だって書いた。

でも、やっぱり現在の人で有りたいわけさ。

どうしても、現在にこだわりたいのです。

はっきり言ってみれば、馬鹿。

だけど、今の僕は過去の人間だから、現在になれるように頑張りたいのです。

だから、プチ闘病生活も治して、超元気になったら、また現在の人間になれるように、イチからだけど始めます。

23歳になっちゃったけどさ。

可能性って言葉があるでしょ。

たまには信じてみても、良いんじゃない?

長~くなってすみません。

絶対、途中で飽きたよね。

すみません。

でも、書きたかったんだ。

アポロの事と。

信じる事を。

おやすみなさい。