竹田出雲 三好松洛 並木千柳作
仮名手本忠臣蔵より
図夢歌舞伎「忠臣蔵」 五、六段目
早野勘平
..市川猿之助
女房おかる
..中村壱太郎
母おかや
一文字屋お才の声
..上村吉弥
百姓与市兵衛
..松本高麗五郎
口上人形の声
..市川猿弥
斧定九郎
不破数右衛門
猪
..松本幸四郎
後見
市川段之・上村折乃助・市川澤五郎
中村翫之・市川段一郎・市川段一郎・市川郁次郎
竹本
竹本葵太夫・豊澤淳一郎
長唄 鳥羽屋三右衛門社中
杵屋栄十郎・鳥羽屋里松
鳴物 田中傳左衛門社中
田中傳左衛門
田中佐英・田中佐吉郎・田中傳三郎
柝 竹柴健・竹柴康平
大道具 歌舞伎座舞台
小道具 藤浪小道具
衣裳 松竹衣裳・日本演劇衣裳
かつら 東京演劇かつら・野田福かつら
大阪床山宏光
床山 東京鴨治床山・光峯床山
照明 歌舞伎座照明部
邦楽録音・音響協力 松竹ショウビズスタジオ
配信協力 イープラス
配信 ㈱タケナカ・㈱テクノマックス
㈱COLORS
構成・演出 松本幸四郎
演出(第三回) 市川猿之助
脚本 戸部和久
監督・撮影 藤森圭太郎
映像演出 西山理彦
撮影 石尾遼・天野拓・千
音声 小野幹和・菅原武
制作 どこでも歌舞伎有志一同
製作・著作 松竹株式会社
配信トラブルで
10分遅れの開演となりましたが
いきなり
猿之助さん、幸四郎さんの
サービスショットな
顔を拵える映像から
なんだかドキドキしますね(笑)
貴重なものを拝見できました
そして今回も映像だから
出来るみせ方、には参りました
冒頭、?!!!
葵太夫のお声は健在で
それが聴けただけでもgoodなのですが
そのお姿まで拝見できるとは
やっぱり義太夫はいい
さらに勘平の一挙手一投足を
寄りに一貫して
心の声までも映し出すとは
猿之助さんとしては
そこを伝えたかったってことですよね
(演出は猿之助さんです)
五、六段目はそこが眼目ですし
2012年の花形歌舞伎
仮名手本忠臣蔵の通し上演時
藤十郎さんに教わった上方式の勘平
9年経った今でも、それは明白で
口跡がそのままなのは驚きました
上方式は出語りなので
そういう意味でも葵太夫さんが
ドーンと映し出されたってことかしら
吉弥さんのおかやとお才(声)の二役もよく
高麗屋一門、久方の高麗五郎さんも
お元気な姿で安心
壱太郎くん@おかるの陰影の深い
愁いある表情は切ないね
猿弥さんの話術には毎回
話に引き込まれツカミはOKです(笑)
毎回いろんな事でアップデートされてる
図夢歌舞伎ですが
最善の注意を払いながら物理的に
図夢を始めた頃よりは社会が動き出し
多少なりとも人が集まり
創り上げる事が可能になってきた、
っていうのも大きいかな
(だって初回配信撮影関係に
これほど人や会社絡んでなかったよ)
なによりも、試行錯誤しながら
毎回出来ることを見つけ出し
猿之助さん、壱太郎くん、猿弥さんはじめ
出演者の方々、スタッフの方々と
それを確実にカタチとして見せていく
幸四郎さんの執念ともいうべき
熱い思いなんだと思います
幸四郎贔屓として忘れてはいけない
今回一番度肝を抜かれたというか
斬新だったのは
はい、お察しの通りまさかまさか
まさか定九郎と舅与市兵衛の
あの場面をあんな角度からみせるなんて!
なんて表現すればいいの(笑)?
通常を横割りというなら縦割りとでも
稲叢の表と裏を同時に見せる
隠れ潜む定九郎の様子をまんま目撃
なんだか見ちゃいけないものを
覗き見てる気分にもなってきたり

通常は定九郎の手が出てくるまでは
稲叢の裏は想像の範疇というか、
ほぼ与市兵衛に注目しちゃってますからね
稲叢の裏を垣間見れるとは
してやられた感が大きかった
あの悪いヤツがさらにとんでもない野郎(笑)
それでいて、これまた
とんでもなくカッコいいから質が悪い(笑)
いやぁ幸四郎さん色っぽ過ぎる
色悪ってやつはたまりません
撃たれた断末魔のその時
白いお御足に血が滴る、
(それも観たかったけど)
がいつもは印象的な定九郎ですが今回
稲藁のにゅっと差し出す白い腕から
髪の露を撫で払い
ずぶ濡れの袂をグッと絞る
奪った金を確認 五十両ぉ~
一貫して『手・腕』に焦点を充てた?
のも新鮮でした
黒髪、黒紋付、白い腕、鮮明に刻まれます
ドスの利いた幸四郎さんの重低音、
わたし好物です(笑)
そしてそして猪が登場した時
ぎっこちないなと思ったら、
それもそのはずで(笑)
定九郎と猪、両方演った役者は
まぁいないでしょう、
今までも、これからもね(笑)

「早野勘平在宿召さるか」
姿なき不破数右衛門
この台詞が耳に届いた瞬間、
ニヤリとしちゃいました(笑)
そういうことね、
ありがとうございます、と(笑)
幸四郎さんの声フェチでもあるので
声のお役でも大歓迎!
と様々な楽しみ方をさせて頂いた
五、六段目でしたが
今回の50分は正直しんどいかな
やはり当初からの30~40分がベスト?
寄りの映像が多いのもあるかも
それと前回も言いましたが
完成度が高くなればなるほど
ナマと事前撮りの差が見え辛く
(どこがナマという告知はないですし)
いや勿論開演前のドキドキとか
役者さんとの同じ時間を共有してはいるけど
リアタイで観る意味は?って
けど、言葉では言い表せない
ただ単なる映像作品ではない事も
ヒシヒシと肌で感じてるから、
そこがそうなのかとも思ったり
最近はそんなことも気にならないほど
アーカイブでも楽しめる域になってる
のは頼もしい限りですが
次回、第四回配信
図夢歌舞伎・忠臣蔵~七段目は
幸四郎さん曰く出演打診をしたら
快く了承して下さったという(笑)
御祖父さま初代白鸚さんの由良之助と
幸四郎さん平右衛門の競演です
お座敷遊びの『見立て』も募集中!
あっその前に本日15:00~は
第三回配信 五、六段目の
特別編集版公開ですね
注)配信時のクレジットも
演劇の一部と理解しておりますので
画像における定式幕クレジットは
PCでの自作でスクショではありません

仮名手本忠臣蔵より
図夢歌舞伎「忠臣蔵」 五、六段目
早野勘平
..市川猿之助
女房おかる
..中村壱太郎
母おかや
一文字屋お才の声
..上村吉弥
百姓与市兵衛
..松本高麗五郎
口上人形の声
..市川猿弥
斧定九郎
不破数右衛門
猪
..松本幸四郎
後見
市川段之・上村折乃助・市川澤五郎
中村翫之・市川段一郎・市川段一郎・市川郁次郎
竹本
竹本葵太夫・豊澤淳一郎
長唄 鳥羽屋三右衛門社中
杵屋栄十郎・鳥羽屋里松
鳴物 田中傳左衛門社中
田中傳左衛門
田中佐英・田中佐吉郎・田中傳三郎
柝 竹柴健・竹柴康平
大道具 歌舞伎座舞台
小道具 藤浪小道具
衣裳 松竹衣裳・日本演劇衣裳
かつら 東京演劇かつら・野田福かつら
大阪床山宏光
床山 東京鴨治床山・光峯床山
照明 歌舞伎座照明部
邦楽録音・音響協力 松竹ショウビズスタジオ
配信協力 イープラス
配信 ㈱タケナカ・㈱テクノマックス
㈱COLORS
構成・演出 松本幸四郎
演出(第三回) 市川猿之助
脚本 戸部和久
監督・撮影 藤森圭太郎
映像演出 西山理彦
撮影 石尾遼・天野拓・千
音声 小野幹和・菅原武
制作 どこでも歌舞伎有志一同
製作・著作 松竹株式会社
配信トラブルで
10分遅れの開演となりましたが
いきなり
猿之助さん、幸四郎さんの
サービスショットな
顔を拵える映像から
なんだかドキドキしますね(笑)
貴重なものを拝見できました
そして今回も映像だから
出来るみせ方、には参りました
冒頭、?!!!
葵太夫のお声は健在で
それが聴けただけでもgoodなのですが
そのお姿まで拝見できるとは
やっぱり義太夫はいい
さらに勘平の一挙手一投足を
寄りに一貫して
心の声までも映し出すとは
猿之助さんとしては
そこを伝えたかったってことですよね
(演出は猿之助さんです)
五、六段目はそこが眼目ですし
2012年の花形歌舞伎
仮名手本忠臣蔵の通し上演時
藤十郎さんに教わった上方式の勘平
9年経った今でも、それは明白で
口跡がそのままなのは驚きました
上方式は出語りなので
そういう意味でも葵太夫さんが
ドーンと映し出されたってことかしら
吉弥さんのおかやとお才(声)の二役もよく
高麗屋一門、久方の高麗五郎さんも
お元気な姿で安心
壱太郎くん@おかるの陰影の深い
愁いある表情は切ないね
猿弥さんの話術には毎回
話に引き込まれツカミはOKです(笑)
毎回いろんな事でアップデートされてる
図夢歌舞伎ですが
最善の注意を払いながら物理的に
図夢を始めた頃よりは社会が動き出し
多少なりとも人が集まり
創り上げる事が可能になってきた、
っていうのも大きいかな
(だって初回配信撮影関係に
これほど人や会社絡んでなかったよ)
なによりも、試行錯誤しながら
毎回出来ることを見つけ出し
猿之助さん、壱太郎くん、猿弥さんはじめ
出演者の方々、スタッフの方々と
それを確実にカタチとして見せていく
幸四郎さんの執念ともいうべき
熱い思いなんだと思います
幸四郎贔屓として忘れてはいけない
今回一番度肝を抜かれたというか
斬新だったのは
はい、お察しの通りまさかまさか
まさか定九郎と舅与市兵衛の
あの場面をあんな角度からみせるなんて!
なんて表現すればいいの(笑)?
通常を横割りというなら縦割りとでも
稲叢の表と裏を同時に見せる
隠れ潜む定九郎の様子をまんま目撃
なんだか見ちゃいけないものを
覗き見てる気分にもなってきたり

通常は定九郎の手が出てくるまでは
稲叢の裏は想像の範疇というか、
ほぼ与市兵衛に注目しちゃってますからね
稲叢の裏を垣間見れるとは
してやられた感が大きかった
あの悪いヤツがさらにとんでもない野郎(笑)
それでいて、これまた
とんでもなくカッコいいから質が悪い(笑)
いやぁ幸四郎さん色っぽ過ぎる
色悪ってやつはたまりません
撃たれた断末魔のその時
白いお御足に血が滴る、
(それも観たかったけど)
がいつもは印象的な定九郎ですが今回
稲藁のにゅっと差し出す白い腕から
髪の露を撫で払い
ずぶ濡れの袂をグッと絞る
奪った金を確認 五十両ぉ~
一貫して『手・腕』に焦点を充てた?
のも新鮮でした
黒髪、黒紋付、白い腕、鮮明に刻まれます
ドスの利いた幸四郎さんの重低音、
わたし好物です(笑)
そしてそして猪が登場した時
ぎっこちないなと思ったら、
それもそのはずで(笑)
定九郎と猪、両方演った役者は
まぁいないでしょう、
今までも、これからもね(笑)

「早野勘平在宿召さるか」
姿なき不破数右衛門
この台詞が耳に届いた瞬間、
ニヤリとしちゃいました(笑)
そういうことね、
ありがとうございます、と(笑)
幸四郎さんの声フェチでもあるので
声のお役でも大歓迎!
と様々な楽しみ方をさせて頂いた
五、六段目でしたが
今回の50分は正直しんどいかな
やはり当初からの30~40分がベスト?
寄りの映像が多いのもあるかも
それと前回も言いましたが
完成度が高くなればなるほど
ナマと事前撮りの差が見え辛く
(どこがナマという告知はないですし)
いや勿論開演前のドキドキとか
役者さんとの同じ時間を共有してはいるけど
リアタイで観る意味は?って
けど、言葉では言い表せない
ただ単なる映像作品ではない事も
ヒシヒシと肌で感じてるから、
そこがそうなのかとも思ったり
最近はそんなことも気にならないほど
アーカイブでも楽しめる域になってる
のは頼もしい限りですが
次回、第四回配信
図夢歌舞伎・忠臣蔵~七段目は
幸四郎さん曰く出演打診をしたら
快く了承して下さったという(笑)
御祖父さま初代白鸚さんの由良之助と
幸四郎さん平右衛門の競演です
お座敷遊びの『見立て』も募集中!
あっその前に本日15:00~は
第三回配信 五、六段目の
特別編集版公開ですね
注)配信時のクレジットも
演劇の一部と理解しておりますので
画像における定式幕クレジットは
PCでの自作でスクショではありません
