日付越えちゃいましたけど

秀山祭九月大歌舞伎
歌舞伎座

千穐楽おめでとうございますクラッカー

今月はですね
色々と充実してました

染五郎さんは
新歌舞伎十八番の内
紅葉狩 で
更科姫実ハ戸隠山の鬼女
 を

競伊勢物語 で
絹売豆四郎/在原業平
 を

伽羅先代萩~対決・刃傷 で
細川勝元
 をお勤めでした

全部で3役というか
4役というか5役というか(笑)
全く違う系統のお役を1日で楽しめる
これも歌舞伎ならではです

染五郎さんの美女
いえいえ女形、久しぶりでした
目線、手先指先、仕草、
醸す空気 後ろ姿でさえも
どれをとっても まさに品があり美しい キラキラキラキラ
ジワがおこってましたものねうっとり
そこからの変化(へんげ)
あのお姫様姿でのドス声はたまりませんオホホ
でも変化してからの鬼女が
ちょっと弱かった気がしなくもなく
 ←あくまでわたし的に、です ごめん
松緑さん(今日はお髭どうした?)
との息もぴったりと OK

やっぱり染五郎さんが舞う姿
好きだな はぁとv
まさに ひとさし舞う
っていう表現がぴったり ぽっ


さらには金太郎君が
山神を一生懸命 立派に勤め通したのも
とてもうれしかったな うれしい
10歳であそこまできちんとしっかりとほっ
ひと月の間に自分で隈をひくのも
上手になったかしら?
学校との両立大変だったでしょうに
もうちっちゃいちっちゃい頃から
(一方的に)見知ってるので
親戚のおばさん状態ですよ(笑)
きっと染五郎贔屓の方は
皆さま、そんな気分だったはずアハハ‥


たぶん染五郎さん演目的には
紅葉狩がメイン、お目当ての方が
多かったでしょうが勿論そうなんですが

実は思いのほか競伊勢物語が・・・
歌舞伎座で半世紀ぶりの上演
ということは、それなりの理由(どういう(笑)?)
もあるのでしょうけどアハハ‥
それに仕どころが沢山あるのは女形勢です
がそれだけでは成り立たないですし
この演目、役者でもってるところがあるかなと

すごく理不尽なお話ですよ
ええわかってます でも私は嫌いじゃない
結構話にのめり込めます
何度か拝見しましたが
白装束の豆四郎さんが
覚悟のみえる腹切りの場面で
毎回 わたし涙してしまい なみだ
これ(涙)は予想だにしなかったことで
自分でも、えっ!?でしたね

吉右衛門さん有常が変化していくのも
惹き付けられていく面白さの一つで
登場時→小由相手→信夫相手
→(実際には舞台上では見られない)
言葉を直接かわなさいけど
横にいる豆四郎との空気、距離感

(小由と信夫がやり取りしてる間に
されていたであろう)奥のひと間で
有常が豆四郎に身代わりの事情を説いてる様子が
白装束で出てきた瞬間に自然と浮かんだのです

やっぱりこの叔父と甥の間に
かよう空気というか気持ちというか
お芝居好きだな うれしい

吉右衛門さんの少し前の何かのインタで
(親子ではないけれど血は繋がってることで)
言わなくてもわかってくれるところが
染五郎さんにはあるとおっしゃって
下さってたのを思い出します

ええ ひとさまとは若干
目線、着目する点は違うと思います(笑)
希望的妄想?も入ってることでしょう
が悪しからず アハハ‥
けれどですね 結構熱く語るほど
競伊勢物語が楽しめてしまったわけです



昼の一幕目の梅玉さんの
双蝶々曲輪日記~新清水浮無瀬の場
も楽しかったな るん♪
昨年染五郎さんが
国立劇場・双蝶々曲輪日記
変則通し上演で復活させた場 でもあります
こうやって染五郎さんが手掛けたものが
他の役者さんによって演じられるのも
感慨深くて それも一興です
梅玉さんの宙乗り、なんだか可愛かったニヤリ
今月のこれ『新清水浮無瀬』といってますが
一部『井筒屋』の場のお話も入ってます
都が自分への心中だてに
権九郎に小指を切ってと迫るに至る
その一連の件がそう

※井筒屋は2010年松竹座・夜の部
仁左衛門さん染五郎さん等で
(半通しで)双蝶々曲輪日記が上演された際
57年振りに復活された場です


夜の部 先代萩~床下での
吉右衛門さん弾正はもう流石です
ひとことも言葉発しないのに
あの存在感重量感はなんなんでしょ
花道でニヤリ だったり
裃の肩衣にピシっと手を添えるところだったり
面明かりがまたあの不気味さを増幅させます

刃傷・対決での あのどこまでも
ふてぶてしい吉@弾正には
染@勝元も ちと太刀打ち出来ないかなアハハ‥
口跡と流れるような台詞は良いのですけどね
もう少し余裕がほしいかな
その分、芸の上での
益々の対決のしようもあるってものです

ただ立ち廻りに関しては正直
叔父様はキツそうでした
こればかりは年期経験が
ものをいうものでもないなと
立ち廻りは伊達十の時の染@弾正の方が、ねねsweat*

これからも色んな演目・お役での
叔父 VS 甥 対決が
楽しみでしかたありませんのよ すき



ということで
明日から(っていうかもう今日ですが)
早くも(っていうか普通っていうか
いつも当月終わればすぐさま来月だもの)
役者さんは阿弖流為モード全開のもよう
チーム阿弖流為 のみなさま
7月演舞場に引き続き
楽しみにしております にゃは♪


この赤いベベ着た御方が↓↓
阿弖流為ですよ~ あは
201509紅葉狩


9月27日(日) 13:05~
NHK総合

「ラスベガスに歌舞伎の花咲く
 ~市川染五郎の「鯉つかみ」」

ラスベガス公演
「Panasonic presents
KABUKI Spectacle
at FOUNTAINS OF BELLAGIO
Koi-Tsukami
“Fight with a Carp”
の本編映像



10月10日(土) 15:05~
NHK総合(再放送)

「密着 市川染五郎
 KABUKI in Las Vegas」

8月に行われたラスベガス公演のドキュメント