特別な日から1週間
仕事していても何をしていても
なんだか落ち着かなくて
別に心配とかそういうのではないの
だからソワソワってのじゃない
なんとなく自分が纏ってる空気が
初日以来ふわふわというかね
今日までに2度拝見しましたが
その余韻なのかな
うまく言えませんが なんていうか、
ん~、心が解放された?感じ
それと同時に歌舞伎座という空間で
弁慶を演じる染五郎さんの空気を常に感じたい
共有したい、みたいな感覚
やっぱり今月の初日は
特別過ぎる位 特別でしたから
幕が上がるまでの あの異様な緊張感と
終わってからの あのたまらなく温かくて
慶びに満ちた歌舞伎座の空気
義経一行と共に弁慶が花道に登場した瞬間、
弁慶が朗々と読み上げる白紙勧進、
判官義経に手を差し伸べられた その時の表情、
振る舞われた酒を葛桶の蓋で呑む大らかな弁慶、
関所を突破しての富樫への敬意の一礼、
そして天を仰ぐ・・・
力強く大地を踏みしめ
六方で花道を引っ込んでゆく
最初から最後まで全てにおいて
41年間の思いがぶつけられた
全身全霊な染五郎さんの弁慶です
大切な人を守るために命がけ
その染五郎@弁慶の純粋な魂が生み出したのか
神聖な感じさへ受けたのですよ
なんだかね、心が浄化される思いでした
勧進帳でそれって、なに?ですよね
でも不思議なんですけど 私にはそうだった
きっと、ずっと
これからも忘れないと思う

もちろん足りない部分はまだあると思います
でも染五郎さんが演じるからこその弁慶でした
歌舞伎がとてつもなく大好きで
そんな中で憧れ続け 自分の原点だとも言い切る
勧進帳の武蔵坊弁慶
やっと正面から向き合えたのかな
ずっと片思いだった弁慶と
染五郎さん
ほんとうによかったね(と心底思います)

そしてその第一歩の瞬間を拝見出来た事は
染五郎さんを応援する者の1人として
この上ない慶びでした

初日終わって ぼぉ~っと
思いに耽っている時にも
ふっと思ったのですよね
初日 吉右衛門さんはどう お感じになったんだろうと
常に気にかけて下さり かわいがって下さってる
染五郎さんの弁慶の第一歩を
「染五郎に弁慶をさせたい それを見たい」

と常々おっしゃって下さってたという叔父様に…
お気づきの方もあると思いますが
今月初日1日よりひと月の間
ブログのプロフ画像は応援モード!

もちろん染五郎さんの三つ銀杏と
武蔵坊弁慶のお衣裳の梵字です
追記?
感じたことを書き出してるうち
あれこれ下手な言葉で染五郎さん弁慶を
まだ表(ひょう)したくない気分だなと
ごっそり削っちゃたりもしました
どんな人のどんな言葉、形容では言い表せない、
何を言うより自分の眼で観るが全てだと思えるから
そうして頂きたいから
ぜひ歌舞伎座へ足をお運び下さい
(削った部分は下書きのまま眠らせておくわ~w)
今月はね まだ自分の気持ちが
前のめり気味なので
観た後ぐったりだったりします

でも幸せです
