本日6月2日
6月大歌舞伎/新橋演舞場 初日
おめでとうございます!

染五郎さん今月はご自分のご出演もさることながら
金太郎クンの父としてのお役目もあって大変
親子ともにひと月 無事のお勤め願っております
今月は与右衛門で萌えられるかしら


それはさておきブログはあくまで
相変わらずのマイペースで行きますです(笑)


故今から先月に遡りま~す悪しからず
◆五月花形歌舞伎・明治座
5月3日(火)初日~27日(金)千穐楽
明治座での16年ぶりの歌舞伎公演
16年ぶりといいながらも
劇場内(舞台・物販フロアーなど)は何の違和感も抱かせない
御園座や博多座のようなニオイでしょうか
“明治座の歌舞伎がもうひとつの拠点になるよう”
と初日に染五郎さんがおっしゃいましたが
今回の公演は充分にその役割を果たせたかなと
(エラそうにすみませぬ でもホントそう感じます)
妙~に(←変な意味ではありません)
チームワークもよかったと思いませんか?
それがお芝居にも表れていたような
そしてその甲斐あってか来年も
同5月に歌舞伎公演が決まったようですね
(あっ花形とは限りませんので悪しからず)
以下敬称略
あらすじ等公演詳細は→コチラで
【昼の部】11:00~
(1:15)
●義経千本桜
~川連法眼館 /一幕
亀治郎宙乗りにて狐六方相勤め申し候
佐藤忠信
忠信実は源九郎狐 / 亀治郎
静御前 / 門之助
駿河次郎 / 亀 鶴
亀井六郎 / 弘太郎
川連法眼 / 寿 猿
妻飛鳥 / 吉 弥
源九郎判官義経 / 染五郎
亀治郎さんホントの本当という意味では
昨年の亀会2010での狐忠信が初役であり
初演の義経は染五郎さんに!との
亀治郎さん自らのオファーが叶っての四の切でしたが
・・・もとはと言えば逆なんですけどね
初役で四の切をやる時は僕に義経をやらせてと
言われていて それを覚えていてって感じ?
本興行では今回がお初ですね
そして縁あって?またまた義経は染五郎さん
これからの1000回?達成までに染@義経は
どのくらい亀@狐忠信を見届けることになるでしょうね
ええ~っと冒頭の20分位と終演間近の大詰めは
例の如く



宙乗り大詰めも いいのか悪いのか
本舞台御簾がずっとあがったままですので
視界の上左端に仔狐のフライング姿を入れつつ
基本は義経サマを拝見

・・・数通う訳ではないのでお許し下さい

明治座初めての劇場でしたが
やたらめったら高さのある宙乗り機構にびっくり

3階席に着席しても その上を軽く見上げる高さです
(だから他劇場のように宙乗り潰し席はありません)
本舞台からみればかなりの高さ
これを仔狐が鳥屋に引っ込む最後まで
ずっと見送ってる染五郎さんはどう感じてるのかな
怖そ~


宙乗り続きで楽しんでるきらいさえ伺える今日この頃

早替りあり百廻りあり欄干渡りあり
神出鬼没あり宙乗りありとケレン味満載の四の切
歌舞伎役者さんの身体能力の高さを見せつけられる感じ
狐の本性を現してからが それはそれは
亀治郎さんがイキイキされてます
小柄な方なのでもう仔狐そのもの
仔狐の一途さや哀れさ もちろん可愛さも♪
狐はやはり小さい方が可愛い(←あくまで個人的見解)
記憶の彼方の染@狐も可愛かったけど(←贔屓目

それほど小さくはなかったな

出番はさほど多くはありませんが
“義経千本桜”文字通りタイトルロールなお役
そこに居るだけで高貴で品ある染@義経さま
美しゅうございました

親を思う仔狐の心に感じ入り鼓を与えますが
仔狐がそれを手にうれしさ満面じゃれているのを
見つめる義経の眼差し
どんな気持ちで見つめていたでしょう
すごく優しく微かですがうれしそうにも
その反面 仔狐の親(初音の鼓)への一心
を目の当たりにするほどに
肉親の情に恵まれない自らの身の上を自然重ねる
そこからくる憂いを湛えつつの判官義経さまの佇まいに



あっそうそう四の切で理由なく結構好きなところ
狐忠信に妖術であしらわれている
化かされ化かされ♪の荒法師の立ち廻り
衣裳も変わってますが隈も何気に可愛かったり
その名も“ばか隈”というらしい(笑) 楽しかった~
明治座五月花形/其の弐・・・へ続く