そりゃそうだと思わず突っ込みを入れたくなる標語?

今月歌舞伎座へ行かれた方は目にされていると思います
何だかカワイイ絵の描かれた四角い光の箱 地口行灯

江戸の初午祭で お稲荷さまの社前に飾られていたのが地口行灯
地口とはダジャレのこと
ことわざや 有名なお芝居のセリフ 誰でも知っている言葉 
などを少し変えて楽しむ文化

歌舞伎座でも毎年2月興行の時にお目見えしています
中には 訳がわかんないのもあったけど (^▽^;
今までは単純にかわいいなあ~ と思っていました
江戸時代からの文化とは これは恐れ入りました

今月歌舞伎座で見かけたもの(もちろん劇場内)を
いくつかご紹介します

テ ィ ン ク の 覚 え 書 き-地口行灯1








穴よりだんご
  → 花より団子



テ ィ ン ク の 覚 え 書 き-地口行灯2







わんときいたか 桜丸
  → 何と聞いたか桜丸
(菅原伝授手習鑑・車引)


テ ィ ン ク の 覚 え 書 き-地口行灯3







ふのり一わで
 くいたらねど      
  → おのれ一羽で
     食い足らねど
(仮名手本忠臣蔵・裏門)



この行灯 劇場内だけでなく楽屋に至るまで吊るされているそうで
楽屋界隈のものは
中村梅之丈がご自身のブログで紹介されていますので
→ コチラ ( 梅之芝居日記 ) でどうぞ 

かなりおもしろい地口が~(笑)