子供の頃、米騒動に翻弄された。
地域の個人経営の商店が店頭に並べた米を一気にバックヤードに隠して売ってくれなかった。
ツケ制度があった時代、実家はそこの店に酒などを大量に頼んで配達してもらっていたらしい。
祖母が米を売って欲しいと言ったら、うちは常連さんにか売らないからと断られたと言って憤慨していた。そこから、その個人商店は一気に客離れしてしまい、とうとう潰れてしまった。
米の自販機が少し離れた場所にあり、母親に弟がお使いを頼んだ。
米が弟の一人前の客で品切れになり、泣きながら帰宅したような事があった。
タイ米も食べた。
日本人の口には合わなかった。
あれは30年くらい前の出来事なんだな。